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文字数 450文字



何ヶ月もの月日を重ねて
信頼とかタイミングとかそう言う距離感が
程よくなってきた
時々まだ息が合わない時もあるけど
ダイブらしくなってきた
お互いの意見が合うそれが心地いい
あいつが導き出す答えは大抵正しいから
答えあわせが楽しくなる
最近やっと生きているんだと
ブーメランくらいながらも笑える日が増えて
空の上のあいつの笑顔も夢で会えるようになった
そんな時に降り立つ悪魔の吐息が
少しずつ俺たちを蝕んでいく
姿を追うほどに深みにはまる
強くて清くて正しい想いを嘲笑い
一つ一つ羽根をもぎ取られて翻弄されて
少しずつおかしな音を立てて崩れる
この街はこんなに明るいのに
右も左もわからなくなる
繋いでいた熱い手が離れた時
立ち位置を見失いそうになった
足元の感覚もなくなりかけたそんな時
切れかけてた紐を手繰り寄せたのは
積み重ねた日々の絆と
いつの間にか信じ合っていた
心の声に素直になれたから
もう間違わないとりあえずここにいるうちは
もし間違えたその時は殴り合ってでも
またここに戻ろう
何度でも何度でも生きていれば
勝つチャンスがあると強く思えるから
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