６

目を閉じて見えた向こうの景色は
あなたと同じ景色なのでしょうか
最後に聞こえた愛の囀りは
あなたに届いたでしょうか
春の風に乗り届いたあなたの歌声が
桜の花びら身に纏い僕の掌に舞い降りた時
2人のの物語が終わり新しい朝が始まる
突き抜けて行く衝動は
僕らの思いの遥か彼方へ
あの翼の一つを彩って
約束はまだ叶わぬままに
鍵をかけてあの場所に隠してある
なくしたものと諦めていた子供の頃には
想像もつかない秘密の場所
いつもの帰り道サヨナラを告げた後
振り返ればあなたはあなたはいつまでも
僕に手を振り続けてた
あの時に戻れたら僕はあなたに
大好きだよと自分の言葉で
伝えられていたのでしょうか
傷つき涙の海で溺れて沈むのは今日で終わろう
嘘で塗り固めた階段を上り
僕は君を忘れて前に進む
全ては愛する君のために