謎のセンターポール

エピソード文字数 2,612文字

うむ、ここで気づいたものもおるやに思うのだ。
なんです? ヒドイっ。
このなぞのセンターポール状の架線柱であるのだ。
あ、たしかにそうですね。妙な形だなあと思ってました。路面電車の架線柱じゃあるまいし。
これ、私も検討したんです。
どうにもこのトンネルの出入り口の架線柱の形がフに落ちないので考えておったのだが、このように架線を張っておるようなのだ。
トンネルの中がエアセクション、変電所からの送電の境界になってるんですか?
さふなり。赤と青で送電している変電所が違っている。エアセクションとも言う。

思えばこの狭いトンネルの中で異常時に停車するのは避難の都合上避けたいであろう。

それならば、停車したり発車したり力行したりすることが禁止のエアセクションを兼ねてしまえば、運転士さんもトンネル内は注意して惰行で必ず通過とわかるので非常によろしいのだ。

その上でS字に架線を張るために架線の端っこをこのセンターポールみたいなので引っぱってるんですね。なるほどです!
狭いトンネルを逆手に取ったいい方法ですわ。プロの仕事ですわね。まさしく。
というわけで架線柱の謎がほぼとけたので、後は作成であるのだ。
本当は模型でも架線張りたいですよね……。
うむ、たしかにそうなのだが、張ったらあとのメンテナンスがしぬほど大変なので涙をのんだのだ。
脱線復旧とかのときに架線、すごく邪魔で面倒ですものね。でも張るとめちゃめちゃ実感的になって効果高いんですけどねえ。
鉄道模型で脱線は不可避なのである。それゆえ、そこで涙をのむことも必要となる。

そのメンテナンス性と美観の両立をはかるプランニングこそ、鉄道模型作成の醍醐味でもあるのだ。

山は斯様に作成していく。
紙製なんだねー。
石膏などを使うと重たくなってしまう危険があるでのう。しかし石膏を使う利点もあるので、使い分けるとヨイぞ。
ざっくり緑化してみるのだ。
トンネルがめちゃめちゃ短くてヒドイっ!
実物の第2菖蒲トンネルは意外とトンネル長が60メートルほどもあるのだ。マトモに作ったらモジュールが大きくなりすぎて扱いが大変であるからのう。
おおー、どんどん緑化していってますね!!
地味に細かく作り込んでいっているのだが、こういう作り込みは実に楽しいのだ。
ウェザリングしたのだ。トンネルポータルなどはペーパー製なのだがサーフェイサーを吹いて表面処理してあるのでスミ入れブラックを塗っても大丈夫なのだ。
たしかに結構こういうきったないトンネルありますよね。たしかにトンネルを洗ってもお金になりませんもんね。ヒドイっ。
機能と点検のじゃまにならなければ放置であるからのう。
ここでクラフトロボ出動である。架線のディテールパーツをペーパーで作るのだ。
塗装途中である。この架線柱の芯は市販架線柱。機能的だし頑丈だぞ。それにディテールを追加することで機能性と美観を兼ねるのだ。
すごくそれっぽーいー!
草木の繁茂は時期によってもっと生えていたりもっと枯れていたりなのだが、ここは思い切って限定したのである。でないと資料写真に振り回されるのだ。
資料写真はあればいいってものじゃないんですね。
さふなり。そしてこのように仕上がりである、
退避禁止看板とか細かいなー。
作業中のPCがこうなって思わず「フフッ」となってしもうた……。下のYouTubeと上の模型がドンピシャで並んでしもうたのだ。
たしかにこれはそうなりますよね。
https://youtu.be/nEbJmJFLeY8


このYouTube動画でもこの工作の様子は公開しておるぞ。動画でもお楽しみいただきたく。

ついでにチャンネル登録もしてくれるといいよー。鉄道模型ネタ中心でやってるうちの北急電鉄チャンネルの更新とかすぐわかるしー。
よろしくなのだ。もともとチャンネル登録を募集しなかったために収益化資格を失う憂き目にあってしもうたからのう。回復したとはいえ。
このころ私はこれをやってました!!
ロマンスカーEXE! でもすごくディテールアップしてある!!
ミエくんの初めて乗ったロマンスカーがこれであるからのう。印象深いということでマイクロエースの製品を入手してディテールアップしておるのだ。なかなか高価な模型であるだけに手を入れるのはビビるのだが……。
さすがミエさんの観察が生きてるなー。
ありがとうございますー!
しかしなおさらこれで大・小田急マツリは開催しないともったいないですね。
うむ、頑張るしかないのである!!
そして時系列的にはこの直後、NovelJAMがあって、激闘の末に入賞したのに実家ともめて著者さんバク鬱になるんですよね……。
依代がそうなってはワタクシもどうもできん。しっかりせい、著者。おりゃ! なのである!
でも小説の執筆から電子書籍書店での発売までを2泊3日でやってしまうこのイベント、まさに「出版を革新する」にふさわしい画期的なイベントでしたわ。

著者さんは前回著者役として小説を書いたのですが、今回は編集者役。2名の著者さんとデザイナーさんでチームを組んでアシスト役をやったのですわね。

あー、詩音ちゃん参加したそうにしてる―!
わたくしが非実在女子高校生でなければ、ほんとうに参加したいですわ。ツバメさんもそうですわね。
え、あたし? ……でも、こういう文系の腕を競えるこういうコンペってなかなかないからなー。興味惹かれるなー。イラストとデザインは私もやりたいし。
これが我が著者のチームの受賞の様子なのだ。激闘奮戦の後であるが、じつに楽しいイベントであった。
このために総裁また一肌脱いだんですよね。「あぶないみずぎ」着ちゃったんですよね。
著者が轟沈しかかったからの。救援のためである。まさに八王子決戦であった!
もー。総裁どんどんHENTAIになってくんだもんなー。あくまでもKENZEN!
この「鉄研でいず!」はテツ道の啓蒙が主目的であるからのう……。
主目的が完全に迷子になってますよ……。
NovelJAM帰宅後に行った試運転の様子である。
結構コンパクトに運転できるんですね。これがモジュールレイアウトの魅力ですね!
さふなり。狭い部屋でも雄大な鉄道風景を動画で楽しめるのだ。
素敵ですわ……巨大レイアウトだけが正解ではないと思わされますわ。人それぞれに楽しみ方があっていいと思える。これこそテツ道ですわね。
人それぞれのテツ道。それを互いに尊重し合うところに美があるのだぞ。


工作はまだ続くのである!!

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登場人物紹介

長原キラ ながはらキラ:エビコー鉄研の部長。みんなに『総裁』と呼ばれている。「さふである!」など口調がやたら特徴ある子。このエビコー鉄研を創部した張本人。『乙女のたしなみ・テツ道』を掲げて鉄道模型などテツ活動の充実に邁進中。


*総裁のびっくりヒミツ能力(順次公開)

・隠れオッドアイ。安いラノベのキャラだと思われたくないので視力は悪くないのにカラーコンタクトをはめて眼の色を合わせている。しかしこのオッドアイのその眼を見てしまうと自白させてしまう作用がある。あまりにも危険なのでそれを抑制するためにもカラーコンタクト。


 ほかにもまだまだあります。

葛城御波 かつらぎ みなみ:国語洞察力に優れたアイドル並み容姿の子。でも密かに変態。しかしイマジネーション能力は随一。

武者小路詩音 むしゃのこうじ しおん:鉄研内で、模型の腕は随一。高校入学が遅れたので、実は他のみんなより年上。鉄道・運輸工学教授の娘で、超癒し系の超お嬢様。模型テツとしての腕前も一級。

芦塚ツバメ あしづかツバメ:イラストと模型作りに優れた子。イラストの腕前は超高校級。「ヒドイっ」が口癖。


中川華子 なかがわ はなこ:鉄道趣味向けに特化した食堂『サハシ』の娘。写真撮影と料理が得意。バカにされるとすぐ反応してしまう。

鹿川カオル かぬか カオル:ダイヤ鉄。超頭脳明晰で、鉄道会社のダイヤをアルバイトで組んでしまうほどの『ダイヤ鉄』。プロ将棋棋士を目指し奨励会所属。王子と呼ばれるほどハンサムな女の子。電子回路やプログラミングが得意。

田島ミエ たじまみえ:総裁の古くからの友人。凄腕の模型テツ。鉄研のみんなと一緒に大洗などを旅行したものの、関西在住で滅多に会えない。なおかつその実像は不明。

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