その2 「一人称は初心者向き」? そうとはかぎらないと思う
文字数 1,009文字
ヒツジは、地の文を「私」で書くのが、好きです。
それは、小説を書きはじめたときに、
「初心者は地の文を『私』で書くといい」
と、どこかに(どこかは忘れました)書いてあったので、
すなおにそのとおりやってみたら、ヒツジにはとっても合ってたのです。
それは、小説を書きはじめたときに、
「初心者は地の文を『私』で書くといい」
と、どこかに(どこかは忘れました)書いてあったので、
すなおにそのとおりやってみたら、ヒツジにはとっても合ってたのです。
なんでヒツジに、一人称で書くのが合ってたかというと、
ヒツジは、お芝居が好きなんです。
演劇や映画やドラマの、台詞が好きなんです。
英単語も、単語帳ではいっこも憶えられないのに、
映画の台詞に出てくるのだとがぜん憶えられました。
それで、
ヒツジは、お芝居が好きなんです。
演劇や映画やドラマの、台詞が好きなんです。
英単語も、単語帳ではいっこも憶えられないのに、
映画の台詞に出てくるのだとがぜん憶えられました。
それで、
「そうか、小説の地の文も、キャラクターの一人の台詞だと思えばいいんだ」
と思って「私が」って一人称で書いてみたら、
それまで苦手だった地の文が、すんなり書けるようになったのでした。
ともかく、このページで言っておきたいのは、
もし、いまこのページを読んでくださっている貴方が、
どこかで(どこかはわかりませんが)、
「初心者は一人称小説から書きはじめるといい」
「一人称小説のほうが三人称小説より書きやすい」
というアドバイスを読んで、それを信じて、一人称で書いてみて、
ヒツジとは逆に、うまくいかなくて、
――おれ/わたしって、だめなの?
と悩んでおられたら、
そんなこと思う必要ぜんぜんないです! ってことなんです。
もし、いまこのページを読んでくださっている貴方が、
どこかで(どこかはわかりませんが)、
「初心者は一人称小説から書きはじめるといい」
「一人称小説のほうが三人称小説より書きやすい」
というアドバイスを読んで、それを信じて、一人称で書いてみて、
ヒツジとは逆に、うまくいかなくて、
――おれ/わたしって、だめなの?
と悩んでおられたら、
そんなこと思う必要ぜんぜんないです! ってことなんです。
地の文を「私」で語るということは、
語り手自身も、キャラクターとして、物語に参加することです。
なので、
「彼/彼女」で語るときには必要ない、ちょっとした「こつ」が、
「私」で語るときには必要だったりします。
語り手自身も、キャラクターとして、物語に参加することです。
なので、
「彼/彼女」で語るときには必要ない、ちょっとした「こつ」が、
「私」で語るときには必要だったりします。