文字数 506文字

当屋敷の執事(バトラー)でございます。
さて皆さま、四人の語り手のお話、いかがでしたでしょうか。
お楽しみいただけましたでしょうか。

最初の語り手、トモカズさんは、現在就職活動中とのこと。
もしお客様の中で、彼を雇用してよいとお考えの方がいらっしゃいましたら、是非お申し出下さい。
彼の嗅覚は、何かと役に立つのではないかと推察いたします。

二人目の語り手、カナコさんに憑いた小物は、きちんと処理して、この玉に封じましたので、ご安心下さい。
もしご所望の方がおられましたら、どうぞお持ち帰り下さいませ。

三人目の語り手、ユキエさんの触診をご希望の方は、お時間の関係上、先着二名様のみ受け付けております。

そして最後の語り手につきましては、先程ご本人のお話にもありましたように、皆様の安全を考慮して、物語の最中も目隠しをして、皆様のご尊顔を拝さぬようにしておりますので、ご安心下さい。


しかし万が一彼女とお知り合いの方が、この中におられましたら、今後は極力、接触なさらぬよう、老婆心ながらご忠告申し上げます。

それでは、本日の四物語は以上を持ちまして、幕とさせていただきます。
またの機会がありましたら、是非ともご来臨の程、宜しくお願い申し上げます。
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