序
文字数 427文字
ようこそおいで下しました。
わたくし、当屋敷の執事 でございます。
さて前回の夜会では、皆様に供させていただいた茶菓に、『黒果』なる不吉なものが混じっておるやという、不穏な噂が流れました。
謹んでお詫び申し上げます。
しかしながら、ご安心下さいませ。
質の悪い噂話でございました。
ただ屋敷 より、皆さまにご心労をおかけした、お詫び命じられております。
そこで本日は、神〇の有名店、〇ンリ・〇ャル〇ンティエ様のフィナンシェを取り寄せ、皆さまの茶菓として供させて頂きます。
今宵の茶菓には、混ぜ物は一切しておりませんので、安心してお召し上がり下さい。
さて恒例の怪談会も、これで五度目となります。
『ご』という仮名には、様々な真名が当てられますが、今回は『語』という真名を当て、言の葉に纏わる逸話を集めて参りました。
今宵も、選りすぐりの語り手たちを取り揃えております。
最後までお付き合いいただきましたら、これに勝る喜びはございません。
それでは『四物語 』第五幕の始まりでございます。
わたくし、当屋敷の
さて前回の夜会では、皆様に供させていただいた茶菓に、『黒果』なる不吉なものが混じっておるやという、不穏な噂が流れました。
謹んでお詫び申し上げます。
しかしながら、ご安心下さいませ。
質の悪い噂話でございました。
ただ
そこで本日は、神〇の有名店、〇ンリ・〇ャル〇ンティエ様のフィナンシェを取り寄せ、皆さまの茶菓として供させて頂きます。
今宵の茶菓には、混ぜ物は一切しておりませんので、安心してお召し上がり下さい。
さて恒例の怪談会も、これで五度目となります。
『ご』という仮名には、様々な真名が当てられますが、今回は『語』という真名を当て、言の葉に纏わる逸話を集めて参りました。
今宵も、選りすぐりの語り手たちを取り揃えております。
最後までお付き合いいただきましたら、これに勝る喜びはございません。
それでは『