第4話 革命戦争勃発
文字数 1,224文字
もちろんこれには、ダヴーの伯父ジャックも、猛反対だった。
*Marie-Nicolle-Adeläide de Seuguenot
この頃には、ダヴーの次の赴任地が決まっていた。
*ベルギー、オランダ南部の、ライン河下流域を主戦場とする。
**Yonne
ダヴーが呑気に恋をしていた91年夏、オーストリアとプロイセンが、フランスに対し、ピルニッツ宣言を出します。
ダヴーが北方軍に配属になったのは、来るべき戦争(ピルニッツ宣言をフランス革命政府は、深刻に受け止めました)を鑑みてのことだったのでしょう。
翌92年春。フランス革命政府が、オーストリアに宣戦布告。
同年6月、民衆がテュイルリーに侵入し、8月、ついに王制が倒れる。
一方、始まったばかりの戦争は、負け続きだった。ロンウィ(8.23)とヴェルダン(9.1)の要塞が、相次いで、敵に奪われる。首都までの間に、もう、要塞はない。パリは、パニックに陥った。
が、9月20日。フランス・北方軍は、ヴァルミーで、精鋭プロイセン軍に勝利する。続いて、11月6日、ジェマップで、オーストリア軍に勝利。
北方軍の総司令官は、デュムーリエ。貴族にも関わらず、革命軍の将軍として、戦っていた。