第10話 フランス革命戦争3

文字数 854文字



●93年8月、総動員法施行。これにより、フランス軍は兵力の確保に成功、また、資源を政府が集約できるという、強い中央集権体制を築き上げることに成功した。



●翌94年7月、テルミドールのクーデターによる、恐怖政治の崩壊。



●そして、ヴァンデ蜂起も、95年には、ほぼ鎮圧された。(平定の宣言は、96年7月 )



これらにより、低迷していたフランス軍も、息を吹き返します。


以下に、3つの軍の活躍をご紹介します。


◆フルリュスにおける、コーフブルク公軍(オーストリア)への勝利

(1794.6.26) 

ジュールダン将軍 麾下

 モーゼル軍右翼**



*ブログ「フランス革命戦争4-1」

**6.29 アルデンヌ軍、北軍左翼と合併、サンブル=エ=ムーズ軍に




◆北海でのオランダ艦隊への勝利

(1794-95冬)

ピシュグリュ将軍



ブログ「フランス革命戦争4-2」

ピシュグリュの勝利は、印象的なものでした。麾下の騎兵が、オランダの軍艦を拿捕したのです。

なにせこの年の冬は大変寒く、北海が凍っていたものですから……。




◆マインツ(ライン河左岸:西側)包囲

(1795冬)

ミショー将軍 麾下

 ライン軍(と、モーゼル軍の一部)



ブログ「フランス革命戦争4-3」




フランスの強さの前に、諸国は、講和を申し込んできます。


95年。フランスとの戦争にそもそも乗り気でなかったプロイセンは、ポーランド分割に力を入れ、フランスと、講和を結んだ。それにつれて、ドイツ諸邦も、次々と、フランスに講和を申し込む。



スペインも講和条約に調印。



低地地方のオーストリア領は、ネーデルランドは、初めての、フランスの「姉妹共和国(この場合は、傀儡国家)」になる。ベルギーは、正式にフランスに併合。


かくして残ったのは、オーストリア軍(と、海の向こうのイギリス)だけになりました。
そして、95年の戦闘が始まった……






フランス革命戦争、ここまでは、ブログの「フランス革命戦争」1ー5に詳述してあります。こちらから、リンクで飛べます。

ブログ「フランス革命戦争1」

 ◎革命戦争については、8まであります。

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登場人物紹介

ルイ=ニコラ・ダヴー

Louis-Nicolas Davout

1770.5.10 - 1823.6.1


主役は、オレだ!


(後のナポレオン時代、”鉄の元帥”の異名を取る。無敗を喧伝される一方で、偏屈とも噂される。ここでは、彼が若く、ナイーヴだった頃を扱います)

小説「負けないダヴーの作り方」

ルイ・シャルル・アントワーヌ・ドゥゼ

Louis Charles Antoine Desaix de Veygoux

1768.8.17 - 1800.6.14


ライン軍将校。俺の憧れの人♡

注)本作及び、小説「負けないダヴーの作り方」は、BLではありません

ブログ「ドゼー1」 ~

サヴァリ

Anne Jean Marie René Savary

1774.4.26-1833.6.2


俺を差し置き、ドゥゼ将軍の副官になりやがった邪魔なやつ。こいつ、童てi じゃないかと、俺は密かに疑ってるんだが、 こんな世間知らずが、ドゥゼ将軍の副官になっていいものか!!

ラップ

Jean Rapp 

1771.4.27 - 1821.11.8


こいつも、ドゥゼ将軍の副官になりやがって。勇気だけが取り柄の、とにかくクソ生意気な男



ラップ目線の2000字小説が、こちらに「勝利か死か Vaincre ou mourir

ブログ「ラップ」

アンベール

General Jean Jacques Ambert

1765.9.30 - 1851.11.20


俺の上官。俺の軍服に、鼻水をなすりつけて感涙にむせぶ癖がある

作者

※このページは、ダヴーにのっとられました……

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