第16話 ネッカー河岸での戦い
文字数 1,284文字
オーストリアは、北の低地地方(オランダ、ベルギーの一部)をフランスに奪われ、95年の戦線は、ライン河中流域に南下してきた。一方のフランスは、ライン河を越え、右岸(東側)への進出を目論んでいた。
夏。カルノー(この年発足する総裁政府の総裁となる)の発案で、二つの軍が、北と南で、ライン河を渡河した。
ジュールダン麾下サンブル=エ=ムーズ軍(デュッセルドルフ付近)
ピシュグリュ麾下ライン・モーゼル軍(マンハイム)
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◆ジュールダンのサンブル=エ=ムーズ軍には、ラトゥール元帥軍
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◆ピシュグリュのライン・モーゼル軍には、ヴルムザー元帥軍
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ピシュグリュ軍が、マンハイムを占領した頃。
ドゥゼ師団はまだ、南の、ブリザッハからバーゼル間で、エミグレ(亡命貴族)軍や、ヴルムザーのオーストリア軍と戦っていた。
ネッカー河の両岸に別れて進むことになった。河の
北岸をデュフォール師団
南岸をアンベール師団
が、それぞれ進軍を開始した。
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彼は、北岸のデュフォール師団に集中して兵を集め、これを殲滅した。フランスの指揮官・デュフォールは捕虜に囚われた**。
*Peter Vitus von Quosdanovich 下の画像
その下の画像は、敗れたデュフォール師団
**この後、フランスに帰国、帝国軍人として戦う
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指揮官を捕虜に取られ、生き残ったデュフォール師団の兵士たちは、ネッカー河を渡り、南岸のアンベール師団と合流した。
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