第25話 男が惚れる男
文字数 1,557文字
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【ラトゥール】
(オーストリア元帥)
95年の戦い
ジュールダンのサンブル=エ=ムーズ軍に敵対。
16話「ネッカー河岸での戦い」、参照。
96年の戦い(対カール大公戦)
常にモローのライン=モーゼル軍に対峙(そして、カール大公が助けに来るまで、ドゥゼはじめ、フランス軍の若い将校達に押され気味)。
フランス軍のケール要塞撤退に対し、ライン河の真ん中で、ドゥゼと交渉(そして、1晩の猶予を与えたばかりに、翌日、乗り込んでみたら、ケールには何も残っていなかった……)。
22話「ケール撤退」、参照
97年の戦い(現時点)*
マンハイム南で、予備軍を管理。
オッシュ率いるサンブル=エ=ムーズ軍にさんざんやられた、オーストリアの敗将ヴァ―ネック**が、再三、予備軍をくれと言ってきたにもかかわらず、ラトゥールは、ライン・モーゼル軍の方が手強いと、予備兵を動かさなかった。(ライン・モーゼル軍の出撃は、サンブル=エ=ムーズ軍の2日後)
*24話「勝てそうだったのに」、参照
**この失敗によりヴァーネックは軍法会議にかけられ、恩給を半額にさせられた上、引退させられた。1805年に名誉は挽回されるも、ウルムの戦いで敗北、翌年没。一方で、ラトゥールの名誉が棄損されることはなく、1805年には帝国戦争評議会の議長まで上り詰め、翌年、没
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(再掲)
BL版につきましては、ドゥゼと、オーストリア元帥らの名誉の為に、タイトル他の掲載は、控えさせて頂きます。
療養中のドゥゼの元への、若い女性たちの来襲も、
「タンタロスの気分」というドゥゼ自身の言葉も、
総裁政府からのお褒めの言葉も!
全て事実です!!
3ヶ月ほどで太ももの怪我も回復し(させ)、ドゥゼは、スイスを経由して、イタリアのボナパルトへ会いに行った。
これは、表向きは、ライン・モーゼル軍の司令官・モローの命令だった。約束の戦争拠出金を支払おうとしないバイエルンとシュヴァーベンに支払いを督促してくれるよう、イタリアの勝者・ボナパルトへ頼みに行ったことになっている。
なお、ドゥゼの同行者は、「レイ」という副官と下働きの召使いが一人だけ。因みにこの時、サヴァリ(これ以後の副官)は、給料未払いが続いた為、完全に手元不如意になり、実家に無心に帰っていた。ラップ(同上)については、どうしていたか不明。