はぐれ神 3
文字数 331文字
「おおい。都賀」
橘様の声が聞こえました。
私は腰を抜かしたまま「こ、ここです。橘様」と大声を出しました。
橘様が走り寄って来ました。
「すごい嵐だった。雷が落ちた様だ。驚いた。大丈夫だったか?私は風雨のために歩く事が出来なかった」
「こ、腰が抜けて、歩く事が出来ませぬ」
私は言いました。
橘様は泥だらけの私を助け起こしました。
「一体何が起きたのだ?」
橘様はそう問われました。
「あれ、あれを御覧なさい」
私はそう言って震える指で松が生えていた場所を指差しました。
橘様はぽっかりと地面に開いた穴を見て唖然となさいました。
「・・・松がない・・・都賀。松はどうした?」
私は空を指差し「龍になって・・東の空に昇って行きました」と答えました。
橘様は「はあ??」と大きな声を出されました。
橘様の声が聞こえました。
私は腰を抜かしたまま「こ、ここです。橘様」と大声を出しました。
橘様が走り寄って来ました。
「すごい嵐だった。雷が落ちた様だ。驚いた。大丈夫だったか?私は風雨のために歩く事が出来なかった」
「こ、腰が抜けて、歩く事が出来ませぬ」
私は言いました。
橘様は泥だらけの私を助け起こしました。
「一体何が起きたのだ?」
橘様はそう問われました。
「あれ、あれを御覧なさい」
私はそう言って震える指で松が生えていた場所を指差しました。
橘様はぽっかりと地面に開いた穴を見て唖然となさいました。
「・・・松がない・・・都賀。松はどうした?」
私は空を指差し「龍になって・・東の空に昇って行きました」と答えました。
橘様は「はあ??」と大きな声を出されました。