秋の日は釣瓶落とし

文字数 360文字

 秋の日は釣瓶落としとはよく云ったもので、帰りの車窓が真っ暗だと気分も暗くなる不思議。

 僕は仕事も好きじゃないし、体力もないので、とにかく何もできない。休みの日に電話かかってくるのもしんどい。おじさんの相手するのも辛い。

 働き始めたばかりのときは、おかしなことがあっても、僕には知らない価値観や教養があるのだなと納得していたが、最近、なんだか、こいつら単純にものを知らないだけなんじゃないか?と云う説が浮上している。

 そう思うと悲しくなってくる。お酒は薬と一緒に飲むと効果が弱まると聞くので飲まない。薬はずっと飲まななきゃいけないので僕は死ぬまでお酒は飲めそうもない。

 ご飯を食べるとお腹が痛い。生命活動に対する応答と見るべきなのか。そうであればこれは抵抗と見るべきなのか。私のお腹は生きることへ抵抗してる。かっこいい。
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