ファンレター
村山さん、お久しぶりです! 気になっていた貴作品、私には到底描けない世界、二度読ませていただきました。普段目にすることのない医療の現実が、柔らかな筆致で語られていきます。波の音がすぐそこに聴こえるような海辺の風景に、親子の絆、そして夫婦の絆が立ち上がってきます。主人公の元夫婦が、再び新たな人生を共にすることを祈らずにはいられません。ありがとうございました。
「ごちそう」、拝読しました。冒頭のさりげない風景描写が物語を予感させ、長期療養型の「こども病院」という言葉に身構える。そこから続く短い文章の中に、高ぶることなく静かな筆致で、人生が凝縮されていると感じました。ごちそうの写真とそれを見て眉を動かす息子と父の描写に、幸せとは何かを考えさせられます。ありがとうございました。
人生を深く考えさせられる小説ですね。 考えるうちに、世の中の不条理はもちろん、「時代」についても思いました。 主人公と離れていても、妻も別れた人をよく思っていたのでしょうね。哀しくて美しいラストに、しんみりしました。
物語に入り込みました。子供の長期入院、胃瘻問題、夫婦関係への影響、リアルで息苦さも感じました。でも、後半、特に最後の機械音で、私は希望を感じました。癌末期であることを知った元妻からの優しい言葉が、この後に聞ける。そう想像しています。この写真で、こんな物語を書けるなんて。素晴らしいです。
全体的にしっとりとしたトーンで、主人公の心情が痛いほど伝わってきます。 切なく、それでいて思わせぶりなラストに胸が揺さぶられました。 砂浜の描写も誌的過ぎず、ちょうどいい塩梅だと思います。 写真の使い方も流石ですね。 個々のエピソードを短めにして、詳細をもっと知りたいと思わせるところが村山様らしいと思いました。
障がいを持つ方々はあまり明るみにされていませんが、苦しい生活を強いられています。 最期のお父様のやるせなさが現代の障がい者家族の象徴としてよく描けている緊迫さとやるせなさをよく描いた小説だと感じました。 社会問題提起にも繋がると思います。
主人公は本当は奥さんのことを愛している。ずしりとくる物語の中で、そのテーマが浮かび上がってくるように感じました。 さっそくテーマに沿って作品を書き、投稿できる方ってすごいなあと思います。村山さん、お仕事だけでもお忙しいでしょうに! 現実の闘病生活は厳しいですね。他の方も仰っていますが、私もこの物語に一縷の望みが欲しいなと思いました。ご検討ください!
村山さん、「ごちそう」読みました。 現実にこのような病院があるのか分かりませんが、切ないお話ですね。 不治の病を抱えた子供を持つ親の小説などは、たまに読みます。自身が末期がん、しかも子供の母親とは離婚。最悪の状況です。このまま終わるのは苦しいです。偶然の賜物でもいい、一縷の望みが欲しい。 子供も小島を見ているだろうは、何かを暗示しているのかな? いいものであってほしい。
村山さん、おはようございます! 朝イチで読みにいってしまいました(^-^; 深刻で悲しく、寂しい物語なのに、どこかふわっとあたたかいなぁと感じました。 口をはさませない、というあたりに親としての覚悟を感じ、でも偶然に会えないかというあたりで人間の心の弱さみたいなものを感じました。 やはり感想文は苦手で上手く言えないですが、心にしみました!