目次
完結 全1話
2022年06月26日 06:36 更新
登場人物
登場人物が未設定です
ファンレター
村山さん、お久しぶりです! 気になっていた貴作品、私には到底描けない世界、二度読ませていただきました。普段目にすることのない医療の現実が、柔らかな筆致で語られていきます。波の音がすぐそこに聴こえるような海辺の風景に、親子の絆、そして夫婦の絆が立ち上がってきます。主人公の元夫婦が、再び新たな人生を共にすることを祈らずにはいられません。ありがとうございました。
「ごちそう」、拝読しました。冒頭のさりげない風景描写が物語を予感させ、長期療養型の「こども病院」という言葉に身構える。そこから続く短い文章の中に、高ぶることなく静かな筆致で、人生が凝縮されていると感じました。ごちそうの写真とそれを見て眉を動かす息子と父の描写に、幸せとは何かを考えさせられます。ありがとうございました。
人生を深く考えさせられる小説ですね。 考えるうちに、世の中の不条理はもちろん、「時代」についても思いました。 主人公と離れていても、妻も別れた人をよく思っていたのでしょうね。哀しくて美しいラストに、しんみりしました。
物語に入り込みました。子供の長期入院、胃瘻問題、夫婦関係への影響、リアルで息苦さも感じました。でも、後半、特に最後の機械音で、私は希望を感じました。癌末期であることを知った元妻からの優しい言葉が、この後に聞ける。そう想像しています。この写真で、こんな物語を書けるなんて。素晴らしいです。
全体的にしっとりとしたトーンで、主人公の心情が痛いほど伝わってきます。 切なく、それでいて思わせぶりなラストに胸が揺さぶられました。 砂浜の描写も誌的過ぎず、ちょうどいい塩梅だと思います。 写真の使い方も流石ですね。 個々のエピソードを短めにして、詳細をもっと知りたいと思わせるところが村山様らしいと思いました。
小説情報
ごちそう
- 執筆状況
- 完結
- エピソード
- 1話
- 種類
- 一般小説
- ジャンル
- 現代ドラマ・社会派
- タグ
- 【写真で一篇】, 医療現場, 患者家族, 長期療養, 重症児・重症者, 夫婦, 親子
- 総文字数
- 2,204文字
- 公開日
- 2022年06月11日 18:04
- 最終更新日
- 2022年06月26日 06:36
- ファンレター数
- 16