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ごちそう

村山さま、こちらの作品を拝読しました。

老いと病いとリアリズム。
家族と生活、今と未来。
避けられない現実との向き合い方に、身につまされるような切実な思いで拝読しました。
失ったものも残ったものも、彩りも足枷も、希望も絶望も、全てが人生を構築する大切な要素なのかなと思います。
それにしても、このタイトルは秀逸ですね!

最後の浜辺の写真が、映画『ベニスに死す』のラストシーンを彷彿させるものがあり、儚くて、悲しくて、それなのに美しくて、人生って何だろう? と唸ってしまいます。
感動的な物語をありがとうございました。

返信(1)

櫟さん、「ごちそう」を読んで下さり有り難うございます。

実際、自分が生きてきた中で、結局のところ現実をどう「受け入れる」のかが大事なのだろう、という想いがあります。
現実そのものは、自分の気持ちで変えられるものではなく、ですね。
そこに「神」を持ち出すのが分かりやすいのか、そうではなく「無常」として捉えるのがよいのか、はたまた……

そういう気持ちを乗せたかったので、「全てが人生を構築する大切な要素」という表現をしていただいて嬉しいです。
写真はもちろん公式からの添付で細工はしていませんので、そのような効果があるなら尚嬉しいお言葉です!

今後ともよろしくお願いいたします。