りべかの反乱 We are warriors.
あたしたちはなぜ、あんな目に遭わなければならなかったのか――虐待、孤独、理不尽な暴力、それが神のみ旨だとしたら、あまりにも残酷すぎる。美少女のりべかと、親友になった容子(ようこ)。聖書を学び、寄り添って生きるふたりを待っていたのは……。聖書や教会は、救いを与えてくれるのか?
【あらすじ】
大人になった容子はある日、テレビから不意に流れてきた声に驚愕する。画面には、小学校からの親友で、「あの事件」以来疎遠になっていた、りべかの姿があった。
思い出すことを避けていた過去の日々が、容子の胸を駆け抜ける。
親との関係に苦しみ、「この世界は、どこかおかしいんじゃないか」と疑問を抱きながらも、泥のなかに光を見出すふたりは支え合い、ひそかに教会に通っていた。
それなのに――。
「神様は、あたしたちを助けてくれなかった」
そう考える容子に、テレビの中のりべかは問いかける。
被害者は、いつまでも「被害者」でい続けなければいけないのか?
罪とは? 救いとは?
傷つきながらも、戦う少女たちの物語。
いまどきのキリスト者=いまキリ=IMAKIRI
※参考文献:『聖書 新共同訳』(日本聖書協会)
目次
連載中 全24話
2019年12月11日 14:09 更新
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プロローグ
- 01 過去は突然に2018年11月15日
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第1章 THE FOOL
- 02 キライな名前2018年11月15日
- 03〝ほんと〟を言うのは恥ずかしい2018年10月19日
- 04 泥水のきらきら2018年11月15日
- 05 お互いに、自分の名前を好きになれるように2018年11月15日
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第2章 THE CHARIOT
- 06 瞬間、すがるような目を2018年11月15日
- 07 開かれた場所2018年11月15日
- 08 聖書のリベカ2018年11月15日
- 09 創世記24章、リベカとあたしたち2018年10月24日
- 10 怒り、あるいはそれに似たもの2018年11月15日
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第3章 THE HANGED MAN
- 11 心はあると思いますか2018年11月15日
- 12 母は呪いをかける2018年11月15日
- 13 あの子、そんなにいけない子なの2018年11月15日
- 14 沈黙の内で育つもの2018年11月15日
- 15 不都合な事実2018年10月26日
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第4章 THE MOON
- 16 人を見下して自己肯定しても免罪はされない2018年11月15日
- 17 親の強いる鳥籠は、子の翼には狭すぎる2018年11月15日
- 18 重い荷物を、ほんの少しでも2018年11月15日
- 19 教会でも、いいことばかりじゃない2018年11月15日
- 20 不穏な熱気2018年11月15日
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第5章 THE TOWER
- 21 カラスと鳩とオリーブの葉2018年11月15日
- 22 罪は2系統? いいえハマルティアだとりべかは語った2018年11月20日
- 23 アヴェ・マリアと冷たい扉2019年03月16日
- 24 あの日あたしは神様を捨てた2019年12月11日
登場人物
登場人物が未設定です
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小説情報
りべかの反乱 We are warriors.
- 執筆状況
- 連載中
- エピソード
- 24話
- 種類
- 一般小説
- ジャンル
- 現代ドラマ・社会派
- タグ
- 大人向け, 現代, 聖書, シリアス, 女主人公, 切ない, キリスト教, 教会, IMAKIRI, 友情
- 総文字数
- 39,501文字
- 公開日
- 2018年10月18日 12:15
- 最終更新日
- 2019年12月11日 14:09
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