第34話 鶴の恩返し未遂

文字数 139文字

 昨日水溜まりで白いガが溺れていた。見捨てられず、俺はガを拾って生け垣の下に置いてやった。
 その生け垣の側に白いコスプレ少女が座っている。立ち竦む俺の視線に少女も気付いた。その表情に俺は鶴の恩返しを確信した。
「当然のことですから!」
 俺は逃げた。俺の給料で少女の養育は荷が重い。
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