第39話 梅雨の夏

文字数 141文字

 汗をかいているボトルからコーラを飲み干す。炭酸に舌と喉を洗われて少し気分がましになる。
 Tシャツの丸襟を引っ張り中の空気を入れ換えるが、汗が引くほどの涼は得られない。扇風機の気流も気休めだ。
 だれる私の耳にかえるの低い合唱が届いた。
 もうすぐ雨が降るだろう。窓から見える空は暗い。
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