第26話 海の底にある都

文字数 141文字

 海の底にも都はあると古文の授業で言っていた。私もきっとそうだと思う。
 海の底は浅ければゆらゆらと輝き、深くなるほど濃い青に沈んでいく。私が感じている都会の印象とすっと重なる。
 もしも都会が海の底なら、ここは水深何メートル地点になるのだろう。
 魚の群れのようなネオンを浴びて考える。
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