第25話 拾われたサラリーマン

文字数 140文字

 酔い潰れたスーツの男の人を拾った。
 運ぶのは大変だったし、最初は全然懐いてくれなくて私を見る度怒鳴ってきた。拾ったのを後悔しかけたけど、拾ったものの責任でお世話だけはちゃんとしてきた。
「ビール」
 彼はソファーに寝そべり、スマホをいじりながら鳴いた。私は微笑んで冷蔵庫に向かった。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み