第37話 ジュエリースタンド

文字数 141文字

 新しいジュエリースタンドとして男を雇った。
 宝石に彩られた褐色の肌に黒髪の彼はスタンドというより王侯貴族のようだった。他の同性のスタンドには主のような女性客も、彼の前では端女のように振る舞った。
「美しいってのはパワーですから」
 閉店後、スタッフルームで彼はタバコを吹かして言った。
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