第15話 スクランブル・ラブ・ソング

文字数 141文字

 流行りの歌がスクランブル交差点に流れた。ふたりの境界線がなくなるまで触れ合っていようというサビで彼女が俺にくっついてきた。
 見ると彼女の色白の耳が赤くなっていた。俺に触れた部分もとても熱く、彼女は自分の血の熱さで今にも溶け出しそうだ。
 俺は流行りの歌にならい彼女の体を引き寄せた。
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