第7話:富士山近郊、温泉シェアH宿泊体験

文字数 1,682文字

 伊藤さんをいれてコーヒー飲みながら、5人で歓談し、帰っていただいた。持参した食料は、ありがたくいただいた。朝食後、不動産会社に電話して食事は、夕食つくりのパートさんだけで良いと、連絡した。その後、車で近くのスーパーマーケットに立ち寄り食パンやお菓子などを各自がの欲しいものを購入した。

 品数も多く、新鮮な野菜、魚、肉などが売られていた。近所の名所巡りをし昼食は近くのレストランでとり温泉施設にし立ち寄った。温泉料金は安いが、地元の人の利用料は、更に安く一般の人の半額だった。夕方、5時に老人シェアハウスに戻り、6時過ぎに夕食を作るためにパートの木谷さんが来てくれた。

 今晩は、山梨名物のほうとうを作るというのであらかじめ切ってきた野菜とカボチャを鍋に入れて、数分後、良いにおいがしてきて、ほうとうの完成。それをお椀に入れて、ご馳走してくれた。それに漬け物、残った鍋に卵を散らして雑炊にして食べた。その後、風呂から上がり今日のドライブの話などをして10時過ぎに就寝した。

 翌日は自分たちで湯を沸かし珈琲、紅茶、お茶をいれてトーストにバター、ジャムをつけて食べるたり昨晩の残りの雑炊を食べたり、買ってきた菓子パンを食べたり、それぞれ、自由な朝食を楽しんだ。今日は電車で、この近所の都会である甲府に出かける事にした。駅前は、近代的な町並みでデパートがあり、生活するには十分な設備。

 その後タクシーで山梨県立中央病院を見学し湯村温泉に立ち寄り温泉につかり休息した。甲州、山梨は冬の山もきれいで、春になり桃の花が一面に咲き誇り、暑くなってくると葡萄の季節を迎え、夏になれば、車で一時間位で富士五湖で納涼を楽しめ、誠に風光明媚な場所と言える。

 夕方に、また、老人シェアハウスにもどり6時過ぎに、木谷さんが来て、漬物と味噌汁とお煮しめ、メンチカツを用意してくれた。夕食後、木谷さんに、お礼を言った。その後、今回の山梨のシェアハウスについて北山さん、佐島さん、山下さん、加藤さんで話し合いをした。まず、インターネット使えるようにして欲しいと山下さんが開口一番に言った。

 つづいて、佐島さんが食事のまかないは、夕食だけで十分であり、料理好きな人がいれば、まかないさんなしでもやっていけるのではないかと話した。もし来てもらえるなら、まかないさんよりも、朝十時位に手伝いに来て掃除、洗濯、料理をお願いすれば、それだけで十分だと言った。

 山下さんが話し上手なので、この話を明日の不動産屋さんとの話し合いで発表してもらうと言う事で、会議は終了して、床に就いた。翌朝は朝食後、部屋の掃除と食器かたづけを終え、点検して不動産屋さんを待った。朝10時過ぎに不動産会社の石島さんと社員2名がやってきた。そこで、昨晩の話し合いの結果を話し始めた。

 まずインターネットは使えるようにして欲しい事、宿直の男性が料理、洗濯、掃除がある程度できれば、まかないさんもいらないと伝えた。石島さんがまかないさんが不要なら、家賃を下げる事ができるかもしれないと言った。不動産屋さんたちが元気なお年寄りなら、お手伝いは、それほ程いらないんだと感心していた。

 その他、問題点はないかと、質問してきた。そこで佐島さんが地元の同年代の方に気軽に遊びに来てほしいと言った。地元との交流を持った方が、生活し易くなり、多くの有益な情報ももらえると思うので、なんとかしてもらえればありがたいと言った。 話した事を不動産屋さんが録音しメモを取っていた。

 昼前に、ワゴン車で、駅まで送っていただき、元の都会の老人シェアハウスに帰っていった。特急を使い、一時間半で到着した。翌週、不動産会社の石島さんが、訪ねてきて、北山さん、佐島さん、山下さん、加藤さんに、アンケート用紙を持参し書き込んで郵送してと言いアンケートを受理した時に調査料を支払うと言った。

 それから今後、数件、皆さんのペースで結構ですから、新しく作る老人シェアハウスの調査に協力してほしいと言った。山下さんが、今回の体験は面白かったので、できるだけ協力しましょうと言った。
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