第2話:高齢者シェアハウスに入居

文字数 1,630文字

 翌日、電話で友人二人に電話したところ彼女たちも了解をもらったと言う事で、入居の話を実現しようと決まった。数日後、再度、3人で高齢者シェアハウスをたずねて必要書類をもらってきた。施設の担当者が、書類は、郵送でも構いませんよと言ってくれた。1階と2階と離れ4部屋ありますが、何処が希望ですかと聞かれ、みんな、1階を希望しますと言った。

 それでは、1階の3部屋、希望と言うことで、抑えておきますと言ってくれた。佐島米子は、家に帰って、木島太朗が帰ってきてから、シェアハウスを予約した事を話した。木島太朗が、
それは良かったですねと言い、良かったら、休みの日に引越手伝いましょうかと言ってくれた。それはありがたい、お願いしますと答えた。

 それぞれの引越荷物を教えてくれれば、2tか、大きくても4tトラックを借りれば、10分間に合うと思いますよと言ってくれた。木島太朗は、恵子と一郎にも、手伝う様に言っておきますから3人いれば、半日くらいで引っ越せると思いますよと、話してくれた。その後、2週間後に引っ越すことが決まり、太朗に、引越手伝いをお願いした。

 引越当日、太朗が幌着きの2tロングトラックを借りてきた。木島太朗と一郎が荷物をトラックに入れ、友人2人のお宅をまわり段ボール箱を荷台に積み込んだ。恵子は、自家用車で友人2人と共に、後をついてきた。 高齢者シェアハウスについて、指定された、一階の部屋に、荷物を運び入れ、15時には、全て終了した。

 3人は、そこでの生活を開始。その後、太朗と恵子、一郎が、家に戻った。シェアハウスは佐島米子と北山さゆりと佐藤みどりの3人が、一階に入居。1階の入居者が5名になり定員いっぱいとなった。その他、離れの部屋に女性2名。シェアハウスの担当者から男性5名が近々、入居希望されており2階の5部屋を男性専用として使いたいので宜しくと言った。

やはり、すぐに満員になりそうだ。翌週、男性5人が入居してきて、自己紹介と挨拶をした。男性5人の名前は山下圭介、長野仁、佐藤広、泉田健二、加藤圭と言った。趣味は麻雀、将棋、競馬、株、ハイキング、旅行、パソコン、占いと多種にわたった。その時、突然、佐島米子の友人の北山さゆりが、圭ちゃん久しぶりと言った。

 これには、みんなが、ビックリして幼なじみなのと言った。北山さゆりが、中学校時代の級友ですと言った。加藤圭の方も、えー、あの時のさゆりちゃんと驚いた。世の中、意外と狭いものですねと、お互いに笑い合った。自己紹介も終えて夕食を全員で和やかに、とりはじめた。

 その中の長野が女性達に麻雀できる人はいますかと聞いてきた。佐島米子、北山さゆり、吉武祐子がハイと答えた。男性達は全員できる様で合計8人ですねと言った。時間のあると時に麻雀で楽しみませんかと言ってきた。その他、山下がパソコンが得意なんでスカイプや、その他ソフト、機械のことで困ったら言って下さいねと言ってくれた。

 それを聞いて長野が麻雀は、ぼけ防止になるし面白いから教えて上げるから一緒にやりたい人は、言って下さいと話した。泉田と佐藤が、おもむろに僕たちも麻雀牌のマット持っているから使っていいですよと言った。長野が、まー、楽しくやっていきましょうと言い、みなさんの得意分野を生かして、お互いに助け合いましょうと言った。

 これには、期せずして全員から拍手がわき起こった。シェアハウスのケアー担当者の佐藤さんから住人が増えたので、ケアー担当者をもう一人増員し二人体制で、朝9時から夜7時まで常駐しますと言った。 翌週、二人目のケアー担当の佐藤正子さんがやってきた。鈴木和美さんと二人体制で今後、やっていきますので宜しくと挨拶をした。

 その後、長野さんが各自、得意分野で教室を開きませんかと言った。具体的に、例えば、月曜の午前10時からインターネット教室、火曜の午後2時から占い教室、水曜日の午後2時から麻雀教室、木曜の午前10時から投資教室。
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