第23話:麻雀と石垣島から帰る

文字数 1,380文字

 山下さんの上家の加藤さんが牌を引いて、何やら確認して、どうしようかなと言い、一瞬迷ったが、勝負だと言い、リーチをかけた。これに驚いた山下さんが、ちょっと待ってと言い、少し考えた。その後、山下さんが、2萬を出すとロンと言い、リーチ、一発、タンヤオと言い、裏ドラを見ると、1萬の牌があった。

1萬の次の2萬が、ドラであり、ドラサンとなり、加藤さんは、リーチ、一発、タンヤオ、ドラ3の跳萬で、12000となり逆転優勝となった。山下さんが、まかさ、嘘だろと大きな声で悔しがった。そして、21時過ぎになり、最後の半ちゃんを始めた。今回は、奮起した山下さんが東場で確実に3回上がり3万点。

 木島さんがと加藤さんが小さい手であがり4人の差が縮まり南4局となった。その後、山下さんが、タンヤオのみにであがり優勝した。やっと勝てたと、笑顔がこぼれた。その後、男性達が、泡盛を飲んで、麻雀の雑談をしていたが、女性達は、すぐに床についた。翌朝、いつもの通り7時過ぎに起き、朝食をとった。

 山下、加藤、佐島、北山さんが、朝食を終えて、ゆっくり、お茶や珈琲を飲んでいた、9時過ぎには、全員そろい、10時過ぎにタクシーで、お土産を買いに出かけた。昼食後、13時に具志堅さんが迎えに来て、忘れものがないか、もう一度、チェックして下さいと言った。チェック完了し、ホテルを後にし、30分で石垣空港に到着。

 運転手の具志堅さんに、ちょっと、待っててと言い、お礼の品を手渡した。具志堅さんが、うれしそうに、また、石垣に遊びに来て下さいねと笑顔で去って行った。13時40発の飛行機の手続きを終えて八重山そばを食べに行った。その時、山下さんの酔いが、覚め、八重山そば、うまいねと、美味しそうに食べていた。

 飛行機に搭乗して4人とも、すぐ寝てしまい、17時過ぎに、羽田に到着。石島さん達が、出迎えてくれ、老人シェアハウスまで送ってくれた。車中、石島さんが、どうでしたかという質問に良かったよ、今までで最高に良かったと山下さんが言った。特に、夜の麻雀が、最高だったと笑った。

 石島さんが昔は、今より娯楽な少なかったので結構、麻雀できる高齢者が多いんですねと言い、我が社の老人シェアハウスでも、中古の全自動麻雀代を入れる施設が増えているんですと話した。加藤さんが老人性痴呆予防のためにも手指と頭を使うのは良い様ですねと言った。40分位で到着した。

 山下さんに、石島さんから電話が入り、アンケート用紙を持って行くので宜しくと、言って、帰って行った。翌週の火曜日、石島さんが、やってきてアンケート用紙を4人に渡した。山下さんが、老人シェアハウスの別荘タイプって良いアイディアであり、好評だと思うよと、言った。

  沖縄や北海道など遠隔地にホテルやリゾート施設をつくっても、オンシーズンは、めちゃ混みで取れないが、オフシーズンの平日は、逆に予約者がいなくて、困る。その隙間を埋めるために、別荘型老人シェアハウス、またはウイークリー、マンスリー長期割引と言う利用方法を思いついたのですねと確認した。

 石島さんが、それでも、回転率を上げないとm儲からないですからねと、話してくれた。今年は、全国の別荘、リゾートホテルも使われなくなってる施設が多い様で、改修する予定物件も多く、全力で、この仕事に力を入れる予定だと言った。
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