第22話:観光して、夜、麻雀で楽しむ

文字数 1,596文字

 南四局になり山下さんが最後のリーチ、北山さんが牌を、次々に出し入れしてるのを見て、加藤さんが順調に入っているみたいだねと言い、まさかテンパってるんじゃないよねとニヤついた。山下さんの上チャの北山さんが牌を引いて、なにやら確認してる様子に、じれた山下さんが早くしてと言った。

 ちょっと待ってと北山さんが、言い、やっぱりつもってると言った。タンヤオだけと、牌を倒した。すると山下さんが、タンヤオだけでなく、ドラ3の親の満貫だよと告げ、逆転されたとがっくりと肩を落とした。ちぇ、ついてねーなと、大きな声で悔しがった。加藤さんが、今回は、山下さん順調だったけど、勝てなかったわねと笑った。

 21時40分だったので、最後の半ちゃんを始めた。今回は、奮起した山下さんが東場で確実に3回上がり3万点、他は差が少ない状況で南場へ突入。木島さんがと加藤さんが小さい手であがり4人の差が縮まり、最終局、南4局となった。また、例によって、北山さんが牌を盛んに入れ替えていた。5巡目、遂に、リーチをかけた。

 木島さん、加藤さんが安全牌を出して次の山下さんの番になった。三萬が4枚出ているから、これは通るだろうと、2萬を出したところ、北山さんがロンと言った。リーチ一発ドラ2の満貫で、逆転優勝となった。北山さんが、6萬と9萬の両面待ちになる筈だったのを間違えて切ったため2萬単騎待ちになったと言った。

 またま3萬を一人がポンして一枚を山下が出した。そして偶然のいたずらで、山下さんが逆転負けしたのだ。石垣島の女神様に嫌われたと山下さんが天を仰ぐと、みんなで大笑いして、麻雀を終えた。やけ酒だと前にもらった泡盛を山下さんが残り全部飲んで憂さ晴らししたそうだ。翌日、朝8時に具志堅さんが達が迎えに来た。

 具志堅さんが竹富島までは10分位ですので、石垣島で行きたい所と聞かれて北山さんが川平湾と石垣空港と言うので両方を観光しましょうとなった。川平湾まで20分、川平湾に着いて景色を見たりエメラルドグリーンの綺麗な海を見て回ったりした。

 9時に川平湾から石垣島港まで20分。10時に竹富島行きの船に乗り10分で着き、牛車に乗り30分、島をゆっくり観光し11時前にマイクロバスでコンドイ浜に向かった。近くで昼食をとり北山がカイジ浜の「星の砂浜が」が見たいと言った。すぐ隣だと言うので行くと徒歩で10分で着いた。そこで星の砂を見つけた。

 しかし拾って持ち帰れないので、写真に撮った。帰り4時に竹富島のフェリーターミナルに着き、4時過ぎの船で石垣島へ、4時半に埠頭に具志堅さんが迎えに来て、ホテルへ送ってもらい、翌日は12時40分発の羽田行きにのるので11時にホテルに迎えに来ると言った。4人とも部屋でゆっくりして夜6時にレストランに集合する事にした。

 夕食は石垣牛のステーキのご馳走だった。うまい、ご飯も少し柔ら気目に炊いている様で、高齢者なので気遣いをしている様だ。夕食後19時から昨晩の続きで22時過ぎまで麻雀をする事にした。一番待ち望んでいたのは、ついてなかった山下さんで鼻息も荒い様だ。始まると雑談も少なく真剣モード。最初の親は佐島さんでタンヤオドラ1でつもった。

 次に北山さんの下チャの山下さんがリーチをかけた。慎重に最初は皆、安全牌を出した、山下さんが力を込めて牌を引くと大声で一発つも、デカいよ!。リーチ、一発、ツモ、ドラ3の跳満「12000点」昨日の敗戦の悔しさがあったのか満面笑みだ。次の回は山下さんが、加藤さんにチートイに振り込んだ。第一戦は、山下さんの逃げ切り。

 2戦目は突如つきだした加藤さんがツモの連続で東場で34000点とリード。南四局になり山下さんが最後のリーチ、北山さんが牌を次々に出し入れしてるのを見て、加藤さんが順調に入っているみたいだねと言い、まさかテンパってるんじゃないよねとニヤついた。
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