第6話:山梨、房総の高齢者シェアHの候補地

文字数 1,616文字

その後、石島さんから、山下さんと加藤さんのホームページの広告宣伝料金として月1万円で最初の2年間は最低、継続して支払いますと言った。その連絡後、数週間後に再度、石島さんが会社の部下3人と、また土産を持参してやってきた。

 その時に温泉が近く大病院が多く比較的便利な山梨市、石和温泉、酒折、塩山と温泉が近く大病院が多く温暖で海が近い天津小湊、鴨川、勝浦について調査中だが改修できそうな母屋と離れのある大きな農家は少なく時間がかかりそうだと言った。新築を建てるには費用がかかり過ぎ、リスクが大きすぎると言った。

 だから空きアパートの多い家主さんをもっと人数をかけて調査し交渉し説得し老人シェアハウス風の施設を増やしていく事に専念していくと言った。やはりコストパが一番重要だと言い、全部で月10万円なら入居希望者が非常に多く非常に有望だと話した。古アパート改築なら十分、その値段で老人シェアハウス風の施設を作っていけると言った。

 中古の大きな農家を改修して母屋と離れの老人シェアハウスが山梨県にできたと連絡があった。温泉も近く果物も取れて花のきれいな所で桃源郷みたいな素敵な豪農の空き家のシェアハウスだと言った。 それを老人シェアハウスにする場合、改修費の分として入居金をいただくことになり簡易間仕切りの部屋ですが家賃は月8~10万円「食事なし」で提供すると言った。

 できたら、高齢者の方をそこに、招待して3泊4日、実際に宿泊してもらい、ご意見をいただきたいと言われた。旅費、宿泊費、無料でコメント料金として、それぞれ3万円支払うと言った。4人の予定を話し合い来月、体験宿泊する事にした。その場所は、特急で、新宿から1時間半、駅から車で15分の場所にあった。

 母屋に7人、離れが2人づつ2軒で4四人合計11人の大きな家だった。母屋に7人を16畳の部屋3つを2つに間仕切り6人8畳に1人が宿泊できるようにしてあった。台所を改修して広い土間を全部、板の間にして、リビング、ダイニングになっていた。食事は、パートの女性に依頼して男性管理人1人で考えてると言った。

 北山さん、佐島さん、山下さん、加藤さんをのせたワゴンが豪農の家の庭に着いた。いわゆる典型的な農家で大きな家だ。畳を全部、フローリングに替えて、各部屋には、ベッドと机と椅子があり、リビング、ダイニングも、新しいフローリングで古さは感じなかった。大きいユニットバスとトイレが3つ。台所は、冷蔵庫、電子レンジ、圧力釜、IHコンロ、食器洗い機などが、食器、その他が、そろっていた。

 全室を案内してもらい、使い方も説明してくれた。明日、明後日の3食、パートのおばさんがつくりに来てくれるとの話。その後バンタイプの車を一台、置いて行くと不動産屋さんが言い、自由に買い物や温泉、観光して、楽しんでと言った。その晩の晩餐のために、ビールとワインとジュース、お茶とつまみ、サンドイッチ、おにぎり、などを差し入れてくれた。

 業者が帰った後、早速、2つのお風呂をわかして入浴後、4人でダイニングキッチンの食卓に食品を広げ、歓談しながら、ビール、ジュース、お茶で乾杯し、ゆっくりと食事をした。1人づつ、自分の部屋に戻ってベッドに入った。

 翌朝、8時に朝食につくりに来ると言ったが、老人は朝が早いので、勝手に、お湯を沸かして、持参したコーヒー、お茶と飲みながら昨晩、食べきれなかった、おにぎり、サンドイッチを食べた。佐島さんが、朝食つくりはいらないねと言った。夕食くらい作ってもらえれば十分かもしれないと言った。

 その意見には、全員、賛成した。山下さん、加藤さんがインターネットは、使えるようにしないとだめだと言った。8時に朝食担当の伊藤さんがきて挨拶して食パンと炊き立てのご飯と味噌汁、サラダ、持ってきたといいベーコンエッグか目玉焼きを食べてもらおうと思ったと言った。そこで明日は来なくてもいいよと言った。
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