中書き 1
文字数 3,636文字
お疲れ様です。
お久しぶりでございます。
メールの冒頭みたいな書き出しですが、まずはここまでお読み頂きましてありがとうございました。
また、色々な事があり、もう一つの掲載サイトでは半数以上の読者様が見切りを付けられました。その中にもかかわらず変わらずの応援・コメントを頂けた方、重ねてありがとうございました。
そして今後はこちら一本に絞ります。
また、ここまで書くにあたり励みになった事、筆を折らずに済んだ事はもちろんの事、
たくさんの気付きや、色々な方のご視点、お考えを頂けたことを本当に嬉しく思います。
ここまでで【転】までは終了となりますが、区切りが悪く中途半端とお感じになられました方とキリが良いからとホッと一息つかれた方と両方おられるかと思います。
ただ作者的には、これ以上のキリの良い場面が思い浮かばなかったので、ここにて区切りとさせて頂いております。
【結】の終わりにまでお付き合い頂ければ、区切り悪くお感じになられた方も幾分スッキリするのではないかと思ってはおります。
さてここで少し振り返りではございますが、
【起】と【承】に関しましては、必要だった理由が少しはご納得いただけていれば私としましてもホッと一息でございます。
そして【転】の部分では、本当にたくさん中身を入れたつもりではございます。
まず大きなのが『ジョハリの窓』。
所説色々な考え方や、まれに心理学や感情学などでもお世話になる代表的な考え方。
ただ近年におきましては、この『ジョハリの窓』。恋愛関連で、お互いの理解に使われる事が多くなったように感じます。
それはひとえに私も含めて、多様化を盾にした人付き合いの難しさがあるのだと分析しております。
多様化と多様調和は言葉は似ていてもその中身は驚く程違います。
この違いを感じている方は“昔の方が良かった”、“昔は一つに意見がまとまっていた、団結力が強かった”など、そう思われているご年配者の方は多いのではないでしょうか。
恐らくではありますが私たち40代(上の世代と下の世代の間に挟まれた世代)は、そのどちらにも首を縦に振る事もあれば、首を傾げ、眉を顰める事も多いと思います。
残念ながら1983年生まれ以前と以降で考え方が変わっているような気がします。
このお話を通してそう言ったギャップに挟まれた感覚と言いますか、気持ち悪さも感じて頂ければ私としては満足でございます。
次にサブメインテーマである『集団同調・同調圧力』。
こちらに関しては、【転】を書き切る前に旭川の事件が起こってしまいました。
更には釧路でのイジメ事件と続けて起こっている北海道での教育現場……
しかも今現在も学校側はいじめと自殺の因果関係を認めてはいません(作中67・68話は特にその事を意識しています)。拡大する集団同調。同調圧力。これに立ち向かうにはどうしたら良いのか、どうやって断ち切れれば良いのか。
そう言った内容に最も力を入れて(近況を使った解説まで入れまして)書き続けていたのですが、筆の力至らずで忸怩たる思いをしています。
本来ならペンは剣より強し! なのに……
本当に、本当に! 悔しい気持ちで一杯です!!
※その影響で【転】のラスト付近を大幅に変更しました。そのため当初の文字数
から大幅に変わっております。
※大津いじめ事件・北海道旭川いじめ事件・釧路いじめ事件など
※本当に北海道の学校との教育の実情はどうなっているんでしょうね。(論拠)
https://bunshun.jp/articles/-/48036
※ただし北海道以外の方には、下記法律と条文に基づいて話を組んでいますので、
さほど不快にならなかったでしょうし、共感できる部分や新たな気付きがあれば
サブテーマの本懐は果たせたのかなと思います。
そして最終4話ではもう隠すのもぼかすのも辞めにしたのですが、この【転】の集団同調に関しては、
①学校教育法 ②私立学校法 ③いじめ防止対策推進法・努力義務・付帯決議
この辺り(厚生労働省・文部科学省発行マニュアル)を中心にお話を綴らせて頂きました。
ですので、学校の先生に関しましては、迷いながらも、苦しみながらも、葛藤を起こしながらも人間らしく人らしく、時には感情に振り回されながら試行錯誤している様子と合わせて、少しずつ前へ前へと進めるように書いております。
北海道教育委員会以外の学校関係者並びに児童福祉法に当たる親権者の方や、地方公共団体(福祉関連の方々含む)の方のご参考に、少しでもお役立て頂ければと思います。
※本当にやりきれない思いで一杯です(中書きで書く内容じゃないですが)
作中40話付近の巻本先生のように、初めから完全回答なんて出来るわけはありません。ただ、間違っていると気付けたとき、それでも生徒・児童が助けを求めてくれているのなら、作中94話付近の巻本先生のように(改正)児童福祉法を意識してでも結構ですので、児童・生徒を想いやった行動して頂ければ、それで救われる児童たちは必ずいます!
昨今のいじめ、多様化を盾にした同調圧力は留まるところも、その凄惨さも非常に激しく厳しくなっております。
その波はこの投稿小説サイトと言うメディアにまで波及しています。
つい最近いじめ防止法改正案が発行されましたが、一部投稿小説サイト様の状況を見て、もっと踏み込んだ改正案が必要だと言う事を、ひしひしと感じております。
そして、少しだけ触りました、『マネジメントと責任者』。
これは統括会をモチーフとしてお話の中に少しだけ組み込みました。
マネジメントは責任を取る立場ではございません。あくまでその集まりをまとめる、得手不得手をしっかりと把握し、一人一人に合った職務をマネジメントするのが基本です。
それをほんの触りだけでもお感じ取り頂ければと思いました。
そして次に『善意の第三者』。
こちらに関しては、本文そのままなんですが、少し簡単すぎた(ヒントが多すぎた)のかもと、少しだけ反省しております。
読者様は本当に読解力が高いので、色々な方から本当に厳しいお言葉を頂いたのですが、その時点ではもう構想自体が完全に完成しておりましたので、手直しが難しかったのです。
ですのであまりにも簡単になり過ぎ、そこだけは本当に申し訳なかったなと思っております。次に何か大技を披露する際は、一般の文庫本と同じような造りにしたいと思います。
次に書かせて頂きましたのが、少しだけ専門的な知識を必要とするお話。
そう、直前のお話が簡単すぎて、かなりの読者様が飛んでしまった後のお話、愛さんが大破した状態から復帰までのお話です。
そして驚いたのが、さすが御目通し頂けました読者様です。皆さんこれが何の認定資格なのかお分かりになられていた事でした。
これだけ多くの皆さまがご理解いただけていましたら、朱先輩も大喜びですし、この世界も優しく変わっていく可能性もあるんだなって素直に喜べました。
もちろん、この認定資格があるからと言って全てが解決するとは思っていません。むしろこの資格ならではの不備もございます。
それでも、人が少しでも他人に優しくあろうとする、原動力だと私は、考えます。
最後に恋愛。
この恋愛。初めはどうしようかとも思ったのですが、それでもせっかく作ったキャラクター達。物語の中で生き生きとして欲しいと言う、ワタクシの想いを乗せさせて頂きまして、このような造りとさせていただきました。
その上、【結】の最後でどうしても、どうしても。必要だったので、割としっかり描かせて頂きました。
※それでも甘いお話は少なかったと思いますが、全く無かったわけでは無かった
と思います。
少しでも登場人物たちの幸せな気持ちを、心を、お感じ取り頂ければ、私もキャラクターたちも幸せな気持ちなれるかと思います。
以上を持ちまして、ここまでのお話の振り返りでした。
尚ここまでで、このお話の伏線・伝えたいテーマの70%の回収をしております。
※一部の伏線は【結】の部分で『総括』を行います。
前書きに書いた通り、私は登場人物誰一人。特に名前を付けている、主要メンバーに関しましては、どうでもいいと思っているキャラクターはいません。
つまり、ここから【結】に関しましては、ここまででスポットが当たっていない登場人物たちがメインテーマを持っています。
ここから先、非常に重たく、読者の方全員に考えて頂きたい社会(問題)をテーマとしています。そこを描くための【起】~【転】であったと言っても過言ではありません。
稀にNHKにも取り上げられていますが、これを『子供』の視点でのお話が全く無かったので、間違いなくイノベーションになると踏んでいます。
ここから先は、中書き2にて、お会いする事にしましょう!
それはまずは、ここまでの中編をお読み頂きましてありがとうございました!!
お久しぶりでございます。
メールの冒頭みたいな書き出しですが、まずはここまでお読み頂きましてありがとうございました。
また、色々な事があり、もう一つの掲載サイトでは半数以上の読者様が見切りを付けられました。その中にもかかわらず変わらずの応援・コメントを頂けた方、重ねてありがとうございました。
そして今後はこちら一本に絞ります。
また、ここまで書くにあたり励みになった事、筆を折らずに済んだ事はもちろんの事、
たくさんの気付きや、色々な方のご視点、お考えを頂けたことを本当に嬉しく思います。
ここまでで【転】までは終了となりますが、区切りが悪く中途半端とお感じになられました方とキリが良いからとホッと一息つかれた方と両方おられるかと思います。
ただ作者的には、これ以上のキリの良い場面が思い浮かばなかったので、ここにて区切りとさせて頂いております。
【結】の終わりにまでお付き合い頂ければ、区切り悪くお感じになられた方も幾分スッキリするのではないかと思ってはおります。
さてここで少し振り返りではございますが、
【起】と【承】に関しましては、必要だった理由が少しはご納得いただけていれば私としましてもホッと一息でございます。
そして【転】の部分では、本当にたくさん中身を入れたつもりではございます。
まず大きなのが『ジョハリの窓』。
所説色々な考え方や、まれに心理学や感情学などでもお世話になる代表的な考え方。
ただ近年におきましては、この『ジョハリの窓』。恋愛関連で、お互いの理解に使われる事が多くなったように感じます。
それはひとえに私も含めて、多様化を盾にした人付き合いの難しさがあるのだと分析しております。
多様化と多様調和は言葉は似ていてもその中身は驚く程違います。
この違いを感じている方は“昔の方が良かった”、“昔は一つに意見がまとまっていた、団結力が強かった”など、そう思われているご年配者の方は多いのではないでしょうか。
恐らくではありますが私たち40代(上の世代と下の世代の間に挟まれた世代)は、そのどちらにも首を縦に振る事もあれば、首を傾げ、眉を顰める事も多いと思います。
残念ながら1983年生まれ以前と以降で考え方が変わっているような気がします。
このお話を通してそう言ったギャップに挟まれた感覚と言いますか、気持ち悪さも感じて頂ければ私としては満足でございます。
次にサブメインテーマである『集団同調・同調圧力』。
こちらに関しては、【転】を書き切る前に旭川の事件が起こってしまいました。
更には釧路でのイジメ事件と続けて起こっている北海道での教育現場……
しかも今現在も学校側はいじめと自殺の因果関係を認めてはいません(作中67・68話は特にその事を意識しています)。拡大する集団同調。同調圧力。これに立ち向かうにはどうしたら良いのか、どうやって断ち切れれば良いのか。
そう言った内容に最も力を入れて(近況を使った解説まで入れまして)書き続けていたのですが、筆の力至らずで忸怩たる思いをしています。
本来ならペンは剣より強し! なのに……
本当に、本当に! 悔しい気持ちで一杯です!!
※その影響で【転】のラスト付近を大幅に変更しました。そのため当初の文字数
から大幅に変わっております。
※大津いじめ事件・北海道旭川いじめ事件・釧路いじめ事件など
※本当に北海道の学校との教育の実情はどうなっているんでしょうね。(論拠)
https://bunshun.jp/articles/-/48036
※ただし北海道以外の方には、下記法律と条文に基づいて話を組んでいますので、
さほど不快にならなかったでしょうし、共感できる部分や新たな気付きがあれば
サブテーマの本懐は果たせたのかなと思います。
そして最終4話ではもう隠すのもぼかすのも辞めにしたのですが、この【転】の集団同調に関しては、
①学校教育法 ②私立学校法 ③いじめ防止対策推進法・努力義務・付帯決議
この辺り(厚生労働省・文部科学省発行マニュアル)を中心にお話を綴らせて頂きました。
ですので、学校の先生に関しましては、迷いながらも、苦しみながらも、葛藤を起こしながらも人間らしく人らしく、時には感情に振り回されながら試行錯誤している様子と合わせて、少しずつ前へ前へと進めるように書いております。
北海道教育委員会以外の学校関係者並びに児童福祉法に当たる親権者の方や、地方公共団体(福祉関連の方々含む)の方のご参考に、少しでもお役立て頂ければと思います。
※本当にやりきれない思いで一杯です(中書きで書く内容じゃないですが)
作中40話付近の巻本先生のように、初めから完全回答なんて出来るわけはありません。ただ、間違っていると気付けたとき、それでも生徒・児童が助けを求めてくれているのなら、作中94話付近の巻本先生のように(改正)児童福祉法を意識してでも結構ですので、児童・生徒を想いやった行動して頂ければ、それで救われる児童たちは必ずいます!
昨今のいじめ、多様化を盾にした同調圧力は留まるところも、その凄惨さも非常に激しく厳しくなっております。
その波はこの投稿小説サイトと言うメディアにまで波及しています。
つい最近いじめ防止法改正案が発行されましたが、一部投稿小説サイト様の状況を見て、もっと踏み込んだ改正案が必要だと言う事を、ひしひしと感じております。
そして、少しだけ触りました、『マネジメントと責任者』。
これは統括会をモチーフとしてお話の中に少しだけ組み込みました。
マネジメントは責任を取る立場ではございません。あくまでその集まりをまとめる、得手不得手をしっかりと把握し、一人一人に合った職務をマネジメントするのが基本です。
それをほんの触りだけでもお感じ取り頂ければと思いました。
そして次に『善意の第三者』。
こちらに関しては、本文そのままなんですが、少し簡単すぎた(ヒントが多すぎた)のかもと、少しだけ反省しております。
読者様は本当に読解力が高いので、色々な方から本当に厳しいお言葉を頂いたのですが、その時点ではもう構想自体が完全に完成しておりましたので、手直しが難しかったのです。
ですのであまりにも簡単になり過ぎ、そこだけは本当に申し訳なかったなと思っております。次に何か大技を披露する際は、一般の文庫本と同じような造りにしたいと思います。
次に書かせて頂きましたのが、少しだけ専門的な知識を必要とするお話。
そう、直前のお話が簡単すぎて、かなりの読者様が飛んでしまった後のお話、愛さんが大破した状態から復帰までのお話です。
そして驚いたのが、さすが御目通し頂けました読者様です。皆さんこれが何の認定資格なのかお分かりになられていた事でした。
これだけ多くの皆さまがご理解いただけていましたら、朱先輩も大喜びですし、この世界も優しく変わっていく可能性もあるんだなって素直に喜べました。
もちろん、この認定資格があるからと言って全てが解決するとは思っていません。むしろこの資格ならではの不備もございます。
それでも、人が少しでも他人に優しくあろうとする、原動力だと私は、考えます。
最後に恋愛。
この恋愛。初めはどうしようかとも思ったのですが、それでもせっかく作ったキャラクター達。物語の中で生き生きとして欲しいと言う、ワタクシの想いを乗せさせて頂きまして、このような造りとさせていただきました。
その上、【結】の最後でどうしても、どうしても。必要だったので、割としっかり描かせて頂きました。
※それでも甘いお話は少なかったと思いますが、全く無かったわけでは無かった
と思います。
少しでも登場人物たちの幸せな気持ちを、心を、お感じ取り頂ければ、私もキャラクターたちも幸せな気持ちなれるかと思います。
以上を持ちまして、ここまでのお話の振り返りでした。
尚ここまでで、このお話の伏線・伝えたいテーマの70%の回収をしております。
※一部の伏線は【結】の部分で『総括』を行います。
前書きに書いた通り、私は登場人物誰一人。特に名前を付けている、主要メンバーに関しましては、どうでもいいと思っているキャラクターはいません。
つまり、ここから【結】に関しましては、ここまででスポットが当たっていない登場人物たちがメインテーマを持っています。
ここから先、非常に重たく、読者の方全員に考えて頂きたい社会(問題)をテーマとしています。そこを描くための【起】~【転】であったと言っても過言ではありません。
稀にNHKにも取り上げられていますが、これを『子供』の視点でのお話が全く無かったので、間違いなくイノベーションになると踏んでいます。
ここから先は、中書き2にて、お会いする事にしましょう!
それはまずは、ここまでの中編をお読み頂きましてありがとうございました!!