伝言板というところ
文字数 990文字
さて、鍛錬場の詳細はまたの機会とするとして、とりあえずここではあらましだけ。
鍛錬場は他のサイトの作品投稿欄とは大きく異なる。いわゆる普通のBBSやスレッドと同じで、保存やチャプター分けができないのである。
まず【キューちゃん】を投稿しようと思ったが、いくつものチャプターに分かれているものを一つひとつコピペするのも面倒である。そこで私はカクヨムのリンクを貼れば済むのではないかと考えた。規約違反ではなさそうだが、微妙に感じた私は伝言板で質問してみようと思い立つ。
そして、伝言板を覗いてみると、何やらお二方が揉めておられるというか荒れている。まぁ善良な市民には噛みついてこないだろうと私は質問を投下した。
誰からも返信こない。
まぁわからないのはしょうがないにしても、「それはグレーゾーンなので運営に確認した方がいいですよ」的なコメントもつかなかった。
という事で質問は運営に問い合わせることにしたのだが、相変わらずお二方はヒートアップしている。プロ志向のサイトでもこんな争いが起きることにも、ちょっとした驚きではあったものの「ああ、ここはこういうところなんだ」と理解した。
鍛錬場の件は運営からの返信があった。直接投稿して下さいとのことで、それに従って【キューちゃん】を投稿した。
疑問は解決したものの、お二方の争いの行方が気になって再び伝言板を訪れると、こうなったら作品対決だ! というグルメ漫画的展開になっていた。ここで、私は一種の感動を覚える。醜い悪口合戦は宜しくないが、小説投稿サイトらしく健全に作品で白黒つけるという姿勢は素晴らしい発想だと。
対決の日を今かいまかと待った。程なくお題が発表された。
“お題は○ンコ、マン○、マ○コ、ク○トリスの中から一つ選ぶ”
私は固まった。出題者いわく「僕は真面目だよ」なのだが、どう見ても放送コードに引っかかる。これはいけない、子供も見ているのだからと、私は呼ばれてもいないのに、対決があらぬ方向へと行かないように、前座がてら全てのお題で下ネタではないショートショートを書き上げて伝言板に載せたのでありました。