第44話
文字数 713文字
ショッピングセンターに出かけ
ケーキの材料を買う私は相当浮かれていた。
カナトさんの家に帰ると、私はさっそくケーキの材料を広げ、
ウキウキしながらケーキを作りだした。
夢中になってケーキを作っていたら、
いつのまにか日は傾いていた。
私はソワソワしながらカナトさんの帰りを待った。
カチャっと玄関の扉があく音がする。
私はパタパタと小走りで玄関に迎えにいった。
カナトさんの手をとって、台所のテーブルに案内する。
ケーキを作っていたことは当然知っていたはずなのに、
何故か顔を赤くするカナトさん。
そんな私の視線を感じたのか、カナトさんが顔をあげ、にこっと微笑む。