第9話
文字数 654文字
ベッドを囲むようにひいてあったカーテンを
そっと開けて様子をうかがってみることにした。
どうやらここは、保健室らしき部屋のようだ。
そこには小学校低学年くらいの女の子1人と男の子2人がいた。
保健の先生が座っていそうな机とイスはあったが、先生は不在のようだ。
小学生くらいの男の子1人と目が合い
その子が声をあげる。
小学生くらいの女の子が
バタバタと部屋を出て行こうとする。
実は少し体が痛かったのだが、
保健の先生とかがやってきて、あれこれ聞かれるのもまずい。
……どうみても私はこの学校の部外者だからだ……。
不審者として扱われてもおかしくない。