第27話

文字数 1,007文字

ふと、見つけてしまった

カナトさんとシュウトくんの傷をみて苦しくなる。

傷が……

あー大丈夫だよ。


俺ら治癒能力あるから。


ただちょっとお前優先で傷を治して、俺らは後回しになってるだけだよ。


まあこれくらい怪我のうちに入んねーし

……

(私……私の勝手な都合で、


悪魔の力を気楽に使って2人に怪我をさせてしまったんだ……)

(胸が……苦しいよ……)

涙で視界がぼやける……。


とりあえず、今はゆっくり休んで……
……うん……

カナトさんはそのまま部屋から出ていってしまった。


涙がぽろぽろとこぼれおちる……。

おい、紗奈……。


そんなに泣くなよ……。


俺、女の涙って苦手なんだよな……。



結果的にお前がいて助かったこともあるし、


そんなに気にしなくていーよ。



ほら、あそこ対パトローラー用の結界はってあったからさ。


属性無視のお前の力、結構役に立ったって……

……

町を牛耳ってた悪魔も、お前が大打撃を与えてくれたおかげで、


うまく捕まえることができたんだぜ……。


まあ許容量超えちまったせいか、


お前倒れちまって、すげー心配したけどよ……

……

ふー……。


後さ、カナトは悪魔、全面的に反対みたいだけど、


俺はあえて使役させることもできるって言っとくわ。


これ、お前にやるよ

……これは……?

悪魔が現れたときにこの指輪をつけて呪文を唱えるんだ。


そうすると紗奈には手出しできなくなる。


まあ紗奈の方が上の存在になるってことだな。


多分紗奈なら使いこなせると思う

……

とりあえず使うか使わないかは別として、お前に預けとくよ。


いざという時に何もできないのはまずいからな

……うん……。



……魔法って、教えてもらったら、うまく使えるようになる?

まあ本人次第だけど。


紗奈は結構筋がよさそうだから……

(強くなれば……2人を助けることが出来るかな……。



みんなを、守ることが、できるのかな……


……。


カナトさんのそばにいても……いいのかな……)

ま、とりあえず今は休んだら?


俺も風呂入りてぇし


ちょっと家に帰るわ。



っと、俺、このマンションの5階に住んでるから。


来たくなったらいつでもきていいぞ

え……じゃあここは……?
カナトの家だよ
そ、そうだったんだ……

それじゃ、またな~。


ゆっくり休めよ

うん……


ありがとう、シュウトくん……

おう

……シュウトくんはどうやらカナトさんと同じマンションだが、


別のところに住んでるようだ。

(ん、あれ、シュウトくんがいなくなったってことは……


もしかして今、カナトさんと2人っきり……!?)

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登場人物紹介

星崎 紗奈 (ほしざき さな)


17歳 専門学生


本編の主人公。

ラビス

カナト

紬(つむぎ)

蓮(れん)

颯太(そうた)

その他人物


↓(以下ネタバレ含む人物:表情など)


読む前に見ないほうがいいかもしれません

ラビス

ラビス

ラビス

ラビス

ラビス

カナト

カナト

カナト

カナト

カナト


カナト

カナト

シュウト

シュウト

シュウト

シュウト

シュウト

シュウト

シュウト

カナト

カナト

カナト

カナト

カナト

カナト

駅員

青年悪魔

カナト

カナト

カナト

カナト

シュウト

シュウト

シュウト

シュウト

シュウト

シュウト

シュウト

シュウト

シュウト

シュウト

シュウト

カナト

カナト

カナト

カナト

カナト

カナト

カナト

カナト

男の子

女の人

男1

男2

???

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