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文字数 325文字



自分の不甲斐なさに呆れる
時間のやりくりが下手とかじゃなく
予定の決め方とかや
段取りの悪さが最悪なのだ
目の前にあるものに
つい意識を持っていかれ
気づけばそれだけで一日が終わる
馬鹿げてるって言うことは
途中で気づいてはいるけど
やめられない依存性は
僕らを何かしら蝕んでいく
その事に心が傷ついて
何もかもを遠ざけてしまう
どんな言葉も届かなくなった日
僕は動くのをやめてしまった
取り戻すことは簡単じゃないけれど
重い体転がしながら
ほんの少しずつ前に進むしかない
僕のことは僕だけしか
動かすことができないから
だから痛くないところを
見つけながら休みながら
他の誰かよりも長い時間かけて
ここまでやってきたんだ
やりたくないことから
始められるようになった朝
ちょっとだけ強くなった気がした
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