１９

地球が盛大にくしゃみをする
世界中にその声は轟き
大気も波も全てを震わす
大地も海もどこまでも吹き飛ばし
そこには何もなかったかのようだ
何事にも変えられないその強さに
かつては神だとか悪魔だとか
好き勝手に名前をつけて恐れていた
ただこの地球は生きているだけで
のんびりと好きに過ごしてるだけ
僕らがどんなくだらないルール決めても
何処までも自己中だから
そんな煩わしいことになんて
気にもならずにいくのだろう
僕らが慌て騒めくさまを見て
面白がることもなく
ただただ傍観しているけれど
僕らはまだこの場所からは
動く事ができないから
されるがままに
この星と寄り添い時が来るまで
ともに過ごしていくのだろう
そして愚かにもこの星に
背を向ける日が来る
瞳を閉じる前に出来ること
精一杯やり遂げよう