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文字数 311文字



運命というには残酷な物語
作るのも想像だけで終わるのも
自分次第だったりなかったりする
悲壮な出来事の上に花の種植えて
過去と決別しているのも
見た目だけに力を注ぎ
香りも命もないその花で
悲哀も共に昇華するのも
そのそれぞれもまた過酷な物語
僕らの物語に時々誰かの物語が重なり
ほんのひと時違う景色を作るけど
その先に待つ場所には
平坦なところなんてどこにも無い
波風立てずに作り上げても
平なところがひとつもない
それなのに道は
真っ直ぐ伸びているように見える
後ろを振り返れば
そんな事ないと分かるのに
甘い香りに誘われて
運命という名に惑わされて
でもどこかで干渉してるから
巡り巡って導かれる選択のもと
僕らはその深い闇に
足を踏み入れていくんだ
心が望むままに
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