文字数 309文字



本音だけ言われれば
傷付くだけなのに
建前を言えば素直じゃなくみえる
そのさじ加減の難しさに
辟易して心がすり減る
そして1人でいいやと
誰かの存在を疎ましく思う
知っている言葉が少なくなってきたから
好きか嫌いかが基準になって
その向こうの思いが見えなくなった
口だけでいいなら
毎日だって言える
人は嘘をつけるから
でもその先の行動にまで
責任を持てるかどうかなんて
好きの中には入っていない
右倣えで過ごす毎日は
何も考えなくていいから楽でいい
しかもいつのまにか言ったヤツに
責任の全てがまとわりついて
炎上したらそれはもう嘘と一緒
そんな風潮になっている
僕らの言葉は何処へと消えた
僕らの想いを伝えることを忘れて
そのホンネに流されながら
営みを求めて歩く
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