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文字数 366文字



記録にも記憶にも残らない
そんな自己新を喜んだ1日の終わりに
自分を労いながら帰る道
昨日より足取りも軽やかに
週末の疲れとかそんなものを飛ばして
家に着く間際の最寄りのコンビニで
つい自分を甘やかす
今週たまにはいいよねと
何回頭を過ったのだろう
だらしなくなってきたお腹周りも
真剣に見なくなった検査結果も
とりあえず忘れてしまう
都合のいい記憶力
明日になればまた後悔してるのに
仕事終わりのこの罪悪感は
なかなか自分を手放してはくれない
そんな毎日がどこか愛おしくて
1番大切にするはずの自分の体は
蔑ろにされていく
わかってはいるんだ
意志の弱さも押しの弱さも足りないことを
でも何かを忘れたいと思いや
ほんの少しのいいことを祝いたい事がある
そんな日が誰にしもあると思うから
あと少しだけもう少しだけ
この甘やかされる時間を
流されるままでいたいんだ
明日の後悔を感じながら
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