第36話 スキューバ

文字数 447文字



はあ。
鵜。
ペンギン。
あとはアビ。
そしてカルガモ。
泳げる鳥ってそんなもんか。
カナリアっていう鳥も海で泳ぐことができるのか?
こっちが聞きたいぜ。

・・・・・・

だとしたら、ここグランセノーテにはいない。
地上でも見なかったぜ。
あんた、どうしてそこまでカナリアを。
探して、それをどうしたいんだい。

・・・・・・

また一緒に暮らしたいってか。
そんなにも大事なカナリアだったんだ。
よっぽど鳥が好きなのか。
それともカナリアが好きなのか。
まあ、俺ならとっくに諦めてることだろう。
そして、新しい鳥を飼ってることだろうな。

でも、ペットだろうがなんだろうが。
人間と同じく、大事にするべきなんだろうな。
愛情を持って。
大事に、大事に。
粗末にしちゃあいけないな。

あんたに出会って改めて思い知らされたよ。
ありがとう。
せっかくここまで来たんだ。
俺が案内するぜ。
ここの海は真っ青な大空と変わらない、綺麗な海だぞ。
もう二度と見ることはできないぞ。
よく見ていきな。
人生観変るかも。
さあ、いくぞ。

※joakantによるPixabayからの画像
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