電子書籍『神様の成り損ね』を紹介

文字数 1,858文字

*内容をさらにわかりやすくした『映画チャットノベライズ(笑)』のブログもよろしくお願いします。


『神様の成り損ね』
(映画文字ラジオ:https://inaba20151011.hatenablog.jp/entry/2019/12/02/114040)


【あらすじ】
――――


 超高層巨大建築物バベルの最上階で、シユウは目をさました。壁には『下におりるな』という文字。記憶を失い何かわからないでいると、突然女子生徒の悲鳴が上がった。
 あったのは異形の者の死体。外は白い霧。いたのは異様なモノ。

 絶望からの脱出が始まる。


【感想】
――――


リアナ「うふふふふ。リアナ恵子です!」

言左衛門「すずしくなったでござるなー。宮本言左衛門でござる。今日はどうしたでござるか? やけに機嫌が良いでござるな?」

リアナ「さっき美雪ちゃんと会ったんだけど、青い顔してスタジオでてったの。その顔がおかしくって(言左衛門に向かって手をひらひらさせる)」

言左衛門「ほほう? どうしてでござろうな?」

リアナ「ここだけの話なんだけど、美雪ちゃん、ドアの隙間から宮本君ながめてたのよ。これってもしかして……(きゃっ!)」

言左衛門「(頭をがばっと机に伏せ)殺される!!」

リアナ「えっ!? そ、そうじゃないと思うけど……」

言左衛門「去年、リアナ殿からもらったアップルパイを、美雪殿の分まで食ったのは拙者でござる! おのれまだおぼえておったか! 殺られる前に殺らねばならぬわ!!」

リアナ「(平常心に戻り)はーい。同人誌紹介いくねー。(聞かなかったことにする)タイトルは『神様の成り損ね』。長編小説ね。ジャンルはSF系パニックサスペンス。デスゲームっぽいんだけど、ジャンルがわかりやすいので、パニサスって言ってるみたいね」

言左衛門「わかりやすさは大事でござる。特にホラーでもござらんし、なんかそう言っとけば強そうに感じるから、そうジャンルを定義してるだけでござるな。因幡殿!!」

リアナ「冒頭。少女たちが『何か』と銃撃戦してるわ。セーラー服を着ているから、学生かしら? 場面が変わって、主人公のシユウ君が目をさますの。彼は記憶がなくって、生徒手帳から自分の名前を知るんだけど、突然女の子の悲鳴が聞こえてくるのね。彼女がヒロインのマリちゃんね」

言左衛門「記憶をなくしたところからの目覚めは、デスゲームではよくあるパターンでござるな。ここでたいはんの読者はミスリードされるのでござる」

リアナ「マリちゃんが出てきた部屋には、異形な者の死体があるわ。文章じゃ、何かよくわからないものね。そのあと、トバリ君が出てきて、シユウ君はマリちゃんと部屋を出ていき、建物内を探索していくんだけど、これまた異様な化け物たちが襲ってくるのね。どちらかというと、モンスターパニックっぽい内容かしら?」

言左衛門「その系統でござろうな。その後の主人公やヒロインをふくむキャラの違和感ある行動も、最後で納得という形で終わるでござる。『ああ~、それでこのタイトルね』といった」

リアナ「最初は暴力的なゲームの影響かしらー、ホラーはやだー、って思ってたんだけど、中盤あたりから不思議な現象の連続なのよねー。この建物ってなんなのかしら? って思ってて、途中でかわいそうなことが起こって、泣いちゃったんだけど、終盤で『えっ??』なのよねー。ラストで、あー、だからSFなんだー、って感じで終わっちゃう話なの。あんまりくわしい内容を言うと、ネタバレになっちゃうから、あいまいでごめんね」

言左衛門「わかりづらい物語でござるな。ライトノベルっぽい要素がありつつも、デスゲーム形式で、SFでござるからな。精進せえよ! 因幡殿!!」

リアナ「残酷描写はあるものの、どちらかっていうと、謎を解くというか、なぜこんな状況になったのか謎を追うって感じよね。そんなにハードSFみたいな科学的考証もないし、ホラーみたいなこってりとした残忍描写もないので、人間ドラマがあるから気楽とはいかないけど、ぜひ読んでみてください」

言左衛門「地球を支配せよ! ところでリアナ殿――美雪殿はいずこに?(刀をすっと取り出す)」

リアナ「そんなことをしてはだめよ!」

言左衛門「止めるでない! 今殺らねば、いつ殺るのだ!」

リアナ「違う! あなたが殺されてしまうわ!」

言左衛門「……ママっ!(泣く)」

リアナ「よしよし、大丈夫よ。うふふふふ(なんかちょっと楽しい)」


*内容をさらにわかりやすくした『映画チャットノベライズ(笑)』のブログもよろしくお願いします。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み