映画『スレンダーマン 奴を見たら、終わり』を紹介

文字数 2,184文字

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『スレンダーマン 奴を見たら、終わり』
(映画文字ラジオ:https://inaba20151011.hatenablog.jp/entry/2019/10/31/112538)


【あらすじ】
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 インターネット発の都市伝説「スレンダーマン」を題材に描いたサスペンススリラー。

 アメリカ、マサチューセッツ州の小さな町。レン、ハリー、クロエ、ケイティの4人の高校生は、巷で囁かれる都市伝説「スレンダーマン」を呼び寄せる動画を見てしまう。それは「3度のベルとともに長身の怪人スレンダーマンが現れ、連れ去られてしまう」という内容だった。

 半信半疑の4人だったが、1週間後、課外活動中にケイティがこつ然と姿を消してしまう。

 出演は「7 WISH セブン・ウィッシュ」のジョーイ・キング、「はじまりへの旅」のアナリース・バッソ、「HOSTILE ホスティル」のハビエル・ボテット。監督は「ラストサマー3」のシルバン・ホワイト。


【感想】
――――


門平「信じるか信じないかはあなた次第。門平善照です!」

美雪「(人さし指をゲストに指し)はいどーん! 美雪雪音です」

ゲスト「ひいっ!?」

門平「あっ、驚かせちゃって悪いね。この人いつもこんなんだから、スルーしちゃって」

ゲスト「はっはあ……」

美雪「今日はゲストとして、悩み多き女子高生にきてもらいました。ガングロしてる?」

門平「美雪さん。古い。もうそれ、若い人、誰もわからない」

ゲスト「(右手を挙げて)あっ、知ってます。顔を茶色く染めることですよね? 東京のカフェで見たことがあります」

美雪「まだ生き残っていたのね。だけどいつか絶滅して、都市伝説となるわ。というわけで、今回ご紹介するのは『スレンダーマン 奴を見たら、終わり』です」

門平「ピエロの映画のタイトル、パクッてるねと、言われてるやつだね。こういうパクリをしたやつは、だいたい売れてません。売れてないからパクるんです」

美雪「ちゃっちゃといくわよ。冒頭、女子高生ハリーが友達と集まって、ある動画を見てしまうわ。スレンダーマンを呼び出す動画ね」

門平「スレンダーマンは細身で長身、顔はなく黒スーツを着ている、見た者を連れ去り、残された者は苦しみ続けると言われている、都市伝説系の怪物ですな」

美雪「奇妙な動画を見たあと、どこからか鐘の音がしてきたわ。それから数日後、友達のケイティがいなくなるわ。心配したハリーたちは、ケイティの家に入ってパソコンの閲覧履歴をチェックする。すると、『アリーキャット93』という人物と、チャットしていたことがわかるの」

門平「ここから、たびたび精神が不安定になるような動画が、ちょいちょいはさまれていくね。何かに侵食されていくように」

美雪「アリ―キャット93は大切な物を差し出せば、スレンダーマンはケイティを返してくれると教えてくれるわ。夜の森の中で、ハリーたちは大切な物を差し出すんだけど、実は、スレンダーマンの本当の目的は……」

門平「まあ、そこまでにしときましょ。他のレビュー者も書いてますが、画面が暗くてとにかく見づらい! スレンダーマン、あんまり出てこない! などなど。都市伝説系で内容はおもしろいんだけど、刺激少なめで、不安増しって感じの映画でした」

美雪「ちなみにスレンダーマンはネット型都市伝説として有名で、ビクター・サージという人が作った怪人よ。私はおもしろいと思ったわ。作中でもネタにされてたけど、スレンダーマンがウイルスのように脳に入り込む……。ネットで拡散した、創作された写真や文章が、私たちの目を通して、脳内で実際の怪人を作り出した。まるで現実にいるかのようにね」

門平「えー。背中から触手がはえているじてんで、ホラーゲームか、ホラー映画からのパクリかと思ったね。触手がなかったら現実味あったけどなー」

美雪「さてと。それではゲストとして呼ばれた女子高生よ。あなたはどうしてここにきてしまったのだと思う?」

ゲスト「えっ? えーと……わかりません。あっ、スレンダーマンの話はおもしろかったです!」

門平「(なぜ急に上から目線? と、思っている)」

美雪「ありがと。実は、ここにまた新たな都市伝説が生まれてしまったの。このスタジオにあったはずの女子トイレが使えなくなってしまったの」

ゲスト「えっ? あっああ、そういえば、使用禁止の張り紙が張られてましたね」

門平「それ君が前の映画紹介のあとに、1時間かけて生んだ難産の子が、トイレの配管をぶち破ってしまったやつじゃ……」

美雪「ばかぁ!!!! (ゲストに本気のビンタ)」

ゲスト「へぶしっ!? (壁際までふっとぶ)」

門平「ええっ!? 美雪さん何やってんの!? (突然の暴力にパニッくってオネエ言葉になる)」

美雪「これは教訓よ!! いい年して、何知らない人についていってるの!! 私たちがスレンダーマンだと考えなかったの!? ついていったら最後、終わりなのよ!!」

門平「ちょっと待て!! この子マジで赤の他人なの!? てっきりお前の後輩かなんかだと思ってたんだけど!? あっ! 首の骨折れてる!! 救急車ぁぁぁっ!!!!」


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