映画『ザ・フォーリナー 復讐者』を紹介

文字数 2,440文字

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『ザ・フォーリナー 復讐者』
(映画文字ラジオ:https://inaba20151011.hatenablog.jp/entry/2020/07/01/115615)


【あらすじ】
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 ジャッキー・チェンがおなじみの笑顔を封印し、孤独で冷徹な復讐者をシリアスに演じたサスペンスアクション。

 元特殊部隊員のクァン・ノク・ミンは、現在はロンドンでレストランのオーナーとしてつつましく暮らしていた。

 ところがある日、高校生の愛娘が政治的な無差別テロに巻き込まれ、命を落としてしまう。

 静かな怒りに燃えるクァンは、犯人を探すうちに北アイルランドの副首相リーアム・ヘネシーの存在にたどり着き、復讐を開始するが……。

 ヘネシー役に5代目ジェームズ・ボンドのピアース・ブロスナン。

「007 カジノ・ロワイヤル」のマーティン・キャンベル監督がメガホンを取り、「エネミー・オブ・アメリカ」のデビッド・マルコーニが脚本を手掛けた。


【感想】
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美雪「アチョウ!! 永遠の16歳美雪雪音です!!(格闘ポーズ)」

門平「うわちゃあ!! あれから10年たっても16歳です!! 門平喜照です!!(白鳥のポーズ)」

美雪「あちゃあう! あちゃちゃちゃちゃちゃ、うおちゃあ!!(このスタジオにくるのも10年ぶりね。あの頃はJDだったのに)」

門平「うわちゃちゃちゃちゃ! おわちゃあああ!!(あれから何があったのかというと、俺たち突然クビになったんだよね。因幡さんからスタジオ追い出されちゃって。まあ別にどうということなかったから、普通に大学卒業して、全員就職してます。現在30歳となりました)」

美雪「あちゃあ!? あちゃちゃちゃ! うちゃちゃちゃちゃ!!(びっくりしたわよ!? 報酬たこ焼きでやってやってんのに、なんでクビなのよって! 何一つ生活に影響が出なかったわよ!)」

門平「うわちゃあ!? うわわわわちゃ!! うちゃん!!!!(あれから月日が流れ、急に美雪さんに呼び出しくらって、再びこのスタジオで映画紹介やることになりました。報酬はやっぱりたこ焼きで。このことについて、美雪さん、どうなってんの?)」

美雪「あちゃちゃちゃちゃちゃちゃ!!!!(仕事終わった帰りに、大阪府の西成区で、半けつ出して、泥酔して、公園のベンチにゲロしてた因幡さんを発見しただけよ。たこ焼きでやってくれる大学生があのあといなかったから、倒産したらしいわ。しかたないから、またたこ焼きでやってやるわよって、私が言ったのよ)」

門平「うちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃ!!!!(うわぁ、地下鉄とかにいそうな酔っぱらいだねぇ。そりゃたこ焼きでやってくれるの、俺たちしかいないでしょうよ)」

美雪「ホワイ!?(因幡さん、嫁さんと子供に逃げられて、今は新興宗教に入ってるそうよ)」

門平「アイドウ!(いやこの10年で何があった!?)」

美雪「じゃ、映画の冒頭紹介したいんだけど、疲れるから普通にしゃべりまーす」

門平「了解でーす」

美雪「今回ご紹介する映画は『ザ・フォーリナー』。ウッチャンナンチャンのウッチャンに似てるほうのジャッキー・チェンが主役の映画ですね」

門平「笑いなしのシリアスな展開になっております。期待していたチャイニーズジョークはないぞー」

美雪「主人公のジャッキーもとい、クアンは妻と娘2人を亡くし、ひとり娘を育てることが生きがいでした。ある日、娘をブティックに車で連れていったときに、店が大爆発を起こし、娘が亡くなってしまいます」

門平「クアンが死んだ娘を抱いて泣いてる姿はくるものがあったね。おっと。あれだけの大爆発で、なんで死体が原形とどめてるんだよっていうツッコみはなしだぜ」

美雪「ロンドンの警視庁に武装組織UDIから犯行声明が届きます。北アイルランド副首相リアムは、若い頃UDIに所属し、過激なことをやっていました。今では出世に目がくらみ、何かと穏便に事をなすようになっていました。UDIの犯行だと知り、リアムは仲間たちを呼び出し、テロの実行犯を捜すよう支持します」

門平「この時点では、リアムも誰の犯行かわかってないんだよね。テロを指揮しておきながら、あわてふためく姿は、逆に最後までかわいそうに思えたね。自業自得ではあるけど。ちなみに舞台がイギリスなのは、『007』の監督だと聞いているのなら納得いくでしょう」

美雪「クアンはリアムが怪しいとにらみ、執拗に犯人の名前を聞き出そうとします。ところがリアムも内々で犯人を捜しており、クアンを相手にしている暇はありません。さまざまな欲望が渦巻くなか、クアンは復讐を果たせるのでしょうか?」

門平「ストーリーの展開は早くて無駄がなく、さすが『007』の監督さんが撮っているだけあって不倫はあるは、アクションはシリアスだわとおもしろい内容になっています。ただジャッキーがねぇ……」

美雪「ジャッキーの戦い方を見ると、どうしてもコメディー調を思い出してしまう。シリアスに入り込めないのが難点、といいたいのね?」

門平「そうなんだよなぁ」

美雪「別にいいじゃない。もうジャッキーは象徴みたいな存在なのよ。あの格闘スタイルは私たちの脳に永遠にきざまれている。そこがいいのよ」

門平「ジャッキー版の映画『シティーハンター』を見てまだそれを言えるかい?」

美雪「あれはしょうがないじゃないのよ! ジャッキーとシティーハンターのビジュアルがまったく合ってなかったし、なんだかよくわからないギャグはさんでくるし、シティーハンターの主人公は銃使いなのに、ジャッキーはカンフーで敵やっつけるのよ! あの作品はシティーハンターという名をかぶった何かなのよ!!」

門平「漫画原作実写映画化はジャッキーもやらかしてましたな。(笑)ではでは」


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