映画『黒人魚』を紹介

文字数 2,460文字

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『黒人魚』
(映画文字ラジオ:https://inaba20151011.hatenablog.jp/entry/2020/01/16/105922)


【あらすじ】
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「ゴースト・ブライド」のスビヤトスラフ・ポドガイエフスキー監督が、ロシアに伝わる「ルサールカ(水の霊)」の伝説をもとに描いたダークファンタジースリラー。

 静養のため友人たちと湖畔の別荘へやって来たローマが深夜、湖でひとり泳いでいると、目の前に謎の女が現れる。

 それ以来、ローマは恐ろしい幻影に襲われるようになり、徐々に体力が衰えていく。

 ローマと同じく幻影に悩まされる婚約者マリーナは、かつてこの湖で女性が入水自殺したことを知る。

 マリーナ役に「ゴースト・ブライド」のビクトリア・アガラコバ。

 ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2019」上映作品。


【感想】
――――


美雪「はい……美雪雪音……です」

門平「ども……門平善照です。いやいや、どうした? いつもの元気はどうした? 何かあった? 子供食ったのか?」

美雪「違うわ。『誰も映画を観てくれないので、殺人鬼を幼女化してノベライズする』に私たち出演してるじゃん?」

門平「出演してますな。報酬はたこ焼きで」

美雪「私の扱いってひどくない!? 最初はか弱いヒロイン役だったのに、どんどんモンスター化してるわ!! 最新の『イット・カムズ・アット・ナイト』なんてペットじゃない!! 私のことをペットにしてるのよ!!(がばっと、机に顔をふせる)」

門平「あなた最初から怪物みたいだったじゃん。みなさん。すごくエロゲーみたいなこと言ってますけど、健全なペットのことですからね。運営さんには通報しないように(←ここ重要)」

美雪「リアナの性格も変わってるじゃない!! あの子もっときゃしゃで弱かったはずよ!! どうしてあんなに腹黒くなったの!!」

門平「別の映画になれば、また彼女はかよわくなるさぁ~。美雪さんもあのときだけだって。あれはしかたなかったんだって。だって因幡さん、暇だからって、ふざけてるもの(←ここ失礼)」

美雪「人外な者になるというのはつらいわね。今回紹介する映画は『黒人魚』です。すごく共感しちゃった」

門平「おやおや。誰かに恋しちゃったのかな? きゃ!!(照れる)」

美雪「これも前回に引き続き、『未体験ゾーンの映画たち2019』にて公開された作品だわね。ロシアの映画で、ルサールカの水の精霊伝説を題材としてるわ。ファンタジックホラーね」

門平「水の精霊なんで、霊的なものかと思えば、しっかり物理攻撃しかけてくるクリーチャーものだったね」

美雪「冒頭、人魚の話から始まります。人魚は人間を襲って、湖の底へ引きずり込む魔物でした。人魚に見つめられると、人間は魅入られて逃げ出せなくなります。そんな魔物から逃げ出す方法はたったひとつ。最愛の人を差し出すこと。なぜなら、人魚は本物の愛を知らないからです」

門平「愛って長く続かないよ。そんなあいまいなものに頼らずに、私たちはちゃんと良好な人間関係をたもっていきましょう(笑)」

美雪「場面は変わって、ミシャという男性が人魚に魅入られて湖に引きずり込まれようとしています。それを妻のアーニャが助けました。しかし、アーニャが代わりに湖に引きずり込まれました」

門平「誰よこのオッサン、オバサンって思うでしょうが。この方たちはローマの父と母だとわかります」

美雪「時間が飛び、ローマという男性と、マリーナという女性は婚約関係にありました。マリーナは泳げず、ローマに泳ぎを教えてもらってましたが、ちょっとした事故で、マリーナがおぼれてしまいます。マリッジブルーもあったのでしょう。マリーナはスネてしまい、ローマとの間にあつれきが生まれてしまいました。ローマは親友のイリアに連れられて、最後の独身生活ということで、ローマの別荘に向かいます。そこはローマの両親が住んでいた所で、母親の死後、父親は発狂してしまいました」

門平「マリーナを見ていると、誰かに似てるんだよな……。あっ! もしかして! AKBの板野友美?」

美雪「ちなみに私は、深田恭子に似てるって言われてるわ(さっと小声になり顔をそらす)」

門平「うん? 聞こえなかったけど? 何言ってんの?(最後の語尾を強く)」

美雪「それで、ローマたちは別荘に行ったんだけど、マリーナを気にしてか、ローマはひとりで湖のほうへ行っちゃうのね。そこに妙な女性が立ってたの。ローマは己の欲望を我慢できず、女にキスしちゃう。浮気だわ!!(興奮)」

門平「物語の中盤あたりでローマ君。浮気を正直に告白して、マリーナさんにキレられてましたね。あれはのちのち夫婦生活に尾を引きますぞ(いやらしい笑い)」

美雪「男は何回も抱きたいんじゃないの?」

門平「1回で十分ですな」

美雪「みなさん、聞きました! 1回で十分なんですって!!(強調)」

門平「キャ、恥ずかしい(両手で顔をおおう)。って、前回もこのやり取りしなかった? 2回はやめようぜ」

美雪「まあそれでわかるように、ローマ君は呪われてしまって、衰弱していくところを、彼女が助けるってわけ」

門平「まさしく『愛』の力が試されるってわけですな。なんか単純なパターンだなぁ」

美雪「シンプルだからこそ、わかりやすいのよ。夫婦になる前の試練ってやつね。どんな呪いなのかぜひ楽しんでやってください。おとぎ話の人魚と違って、ガツガツいっちゃってるので!」

門平「それでは聞こうか――もし、君が人魚だったらどうする?」

美雪「お金持ちで、若くてハンサムで、なんでも言うこと聞いてくれる男を魅惑する(ハート)。お金があるから結婚しないって言われても、ようしゃしない(ハート)」

門平「えーん、こわいよー(泣)」


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