映画『イット・カムズ・アット・ナイト』を紹介

文字数 2,327文字

*内容をさらにわかりやすくした『映画チャットノベライズ(笑)』のブログもよろしくお願いします。


『イット・カムズ・アット・ナイト』
(映画文字ラジオ:https://inaba20151011.hatenablog.jp/entry/2019/11/16/105958)


【あらすじ】
――――


「ザ・ギフト」では長編初メガホンをとるなど多才ぶりが注目される俳優ジョエル・エドガートンが主演のほか、製作総指揮も務めた心理スリラー。

 ポール一家は夜になるとやってくる正体不明の「それ」から逃れるため、森の中の一軒家に隠れ住んでいた。そんなポール一家のもとに、ウィルと名乗る男とその家族が助けを求めて訪れてくる。

 ポールは「それ」の侵入を防ぐため、夜は入り口の赤いドアを常にロックするというルールに従うことを条件に、ウィル一家を受け入れる。

 2つの家族による共同生活はうまく回っていったかに思えたが、ある夜にロックされているはずの赤いドアが開け放たれていることが発覚。

 2つの家族に芽生えてしまった猜疑心、そして「それ」への恐怖から、それぞれの本性が次第に露わとなっていく。

 監督は数々のインディペンデント映画賞で受賞歴を持つ新鋭トレイ・エドワード・シュルツ。


【感想】
――――


美雪「ハイディーホー! 美雪雪音だよ!」

門平「ぼくは門平善照だよ! よお、遊ぶかい?」

美雪「はい、この最初の掛け合いがわからない人のために言っとくね。これは『チャイルド・プレイ』というホラー映画のマネです! 新作映画が公開されたのでやってみました!」

門平「チャイルド・プレイシリーズは全7シリーズまでありますが、今回はリメイクということで、まったく新しい物語ですな。チャッキ―の顔芸はどうなっているのか、ぜひ観てみてください」

美雪「あと『誰もホラー映画を観てくれないので、殺人鬼を幼女化して解説する』を、『誰も映画を観てくれないので、殺人鬼を幼女化してノベライズする』とタイトルを変えて、セカンドシーズンを開始します! ぜひ読んでみてください!」

門平「おーい。因幡さーん。ネット小説けっきょく書かんのかーい(因幡:ネット小説を書く体力がないっす。若さって大事)」

美雪「というわけで、今回紹介する映画は『イット・カムズ・アット・ナイト』です(キリッ)」

門平「うわー。なんの脈絡もなく紹介しちゃう?」

美雪「冒頭、謎の病原体によって人類が絶滅しかかっている世界。夫ポールと妻サラは、サラの父であるバドが感染してしまったので、山奥で殺害し、死体を焼きます。息子のトラヴィスと悲しみながら食事し、映像は絵画を映し出します」

門平「多くの人が死んでいく絵で、これで世界は滅亡の危機にひんしているとわかるね。ただ説明はなんにもないので、映像から読み取らないとわからないね」

美雪「夜中、ポール一家の隠れ家に、不審な男が侵入します。正体がわからないので、ポールは男に拷問を加え、なぜ侵入したのか問い詰めます。どうやら男は家族がいるらしく、食料がほしいとのこと。名前はウィルといい、ポールは彼を信用して、車でウィルの家族を迎えに行きます。途中、男たちに狙撃されますが、なんとか撃退します」

門平「ここでウィルの不審な点がいくつか出てくるね。まず、ポールたちは感染しないようにガスマスクをつけてるんだけど、侵入時、ウィルは布を口に巻いただけで、明らかに泥棒っぽいところ。次に、狙撃してきた男たちを、ウィルは何か知ってそうにしているところ」

美雪「ウィルとその家族を連れ帰ったポールは、ウィル一家にルールを教え、共同生活を送ることになります。トラヴィスはウィルの妻であるキムに惹かれながらも、彼女の悪夢を見続けます」

門平「若さゆえの性欲ね。それが最悪の悪夢となってあらわれてるね」

美雪「ある日、トラヴィスの愛犬が森に向かってほえます。そこには誰も、何もいません。愛犬が森の中を走っていくので、追いかけるけど、見失ってしまいます。夜、血を流している愛犬が、なぜか『開けてはならない赤い扉』が開いていて、家の中に投げ込まれていました」

門平「ここまででわかったように、この映画、まったく説明がありません。犬がなんで血を流していたのか、ウィルの挙動がおかしかったのはなぜなのか、答えがないんだよね。いわゆる、視聴者に答えを投げてるといった感じ。イット・カムズ・アット・ナイトって『それは夜にやってくる』という意味なんだけど、正体不明なんだよね」

美雪「もしかして、感染なんてないんじゃない?」

門平「おっと。それを言ったら、それこそ終わりだぜ。もし内容が気になるのであれば、映画を観るしかないぜ」

美雪「ふー!! 久しぶりの映画紹介だったわ。やっぱり、このスタジオが落ち着くわねー(スカートの中に手を入れる)」

門平「そりゃよかった。それにしても、君が首の骨を折ったあの子。まさかゲストって名前の女ロボットだったとは思わなかったよ。無事無罪放免。よかったよかった」

美雪「ばかねー。私が人を殺すわけないじゃない。ところでさ――死刑嘆願書が出されたみたいなんだけど。出したの門平君?」

門平「ハラショー!!!!(いきなり机をぶったたく)」

美雪「何っ!?(太ももに隠していた暗殺用ナイフを落としそうになる。ちなみに指紋はちゃんとふきとってある)」

門平「俺のおなかに何かやってくる!! 全部出さなきゃ気がすまないぜ!! ここからは男の戦いだ!! 女はついてくるなよ!!」

美雪「はっはい」

門平「(部屋から飛び出し、ダッシュで逃げ出す)」

美雪「……あの野郎」


*内容をさらにわかりやすくした『映画チャットノベライズ(笑)』のブログもよろしくお願いします。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み