電子書籍『白雪の記憶』を紹介

文字数 1,793文字

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『白雪の記憶』
(映画文字ラジオ:https://inaba20151011.hatenablog.jp/entry/2019/11/04/105325)


【あらすじ】
――――


 目が覚めたら、そこは拷問室だった。

 自分の名前ですら記憶にない男バスタードと、奴隷として売られた少女ヒバリ。
 雪降る町で二人は出会い、四年の月日がたった。

 一緒に暮らしているバスタードとヒバリの元に、賞金稼ぎの仲間シュンカが尋ねてくる。
 凶悪な魔物を一緒に退治してくれという依頼だった。
 ヒバリは気弱なバスタードを押し切って、初めて旅に出る。

 残酷な真実を知ることになるとは思わず。


【感想】
――――

リアナ「暑くなったねー。リアナ恵子です」

言左衛門「熱い男と書いて熱血漢と書く。宮本言左衛門でござるぅ!!」

リアナ「ねえ宮本君。前に、チラッとこのスタジオに寄ってみたんだけどさ。警察のパトカーとやじ馬が集まってたみたいだけど、何かあったの?(冷え症なので、エアコンの温度を2℃上げている)」

言左衛門「うーむ。門平に聞くと、どうやら近くで殺人事件があったらしいでござるな(暑いがリアナ殿がすてきなので我慢する。これが美雪殿だったら切り捨て御免)」

リアナ「怖いねー。夜とか気をつけなくちゃ」

言左衛門「大丈夫でござるよ。リアナ殿はこの言左衛門が守り、妖刀ムラサメで悪漢を成敗してくれるでござる!(強調)」

リアナ「ありがとー。じゃ、この暑い中紹介するものは、『白雪の記憶』ね。因幡さんの過去作を紹介していくね。長編小説で、ジャンルはダークな異世界ファンタジー系ラブコメ。ライトノベルとなっているけど、ライトノベルのような何かよね。まあほぼラブコメで、恋愛ものって考えればいいのかな?」

言左衛門「タイトルからして恋愛っぽいでござるな。残念でござるが、わしは読んでないでござる」

リアナ「(いつも小説読まないのに、と思いつつ)話の冒頭を紹介するね。主人公の記憶を失ったバスタード君が、何者かに見下ろされてるわ。時間がたって起き上がると、そこは拷問室だったの。青い鳥に見つめられ、何か強い恐怖を感じたバスタード君は、そこから逃げ出してしまう。それから数年後に時間が飛ぶわ」

言左衛門「あっはっはっはっ。鳥ごときに恐れをなすとは。最初からサスペンスな雰囲気が出てるでござるな」

リアナ「賞金稼ぎのシュンカちゃんと旅をしていると、奴隷のヒバリちゃんに出会うのね。ここでバスタード君の異常な強さが出てくるんだけど、性格が気弱なせいで他人には強そうに見えないのね。バスタード君はヒバリちゃんに同情したのか、自分の家に連れて帰ることになるわ」

言左衛門「おおっ! いい話ではないか! 奴隷の少女を救うとは! 少し見直したでござる!」

リアナ「ここから先は男性向けラノベって感じね。ヒバリちゃんはロリロリでバスタード君に入れ込んじゃってるし、シュンカちゃんは敵に攻撃されるとビキニになるっていう訳分からない設定だし。漫画小説らしい内容よね。伏線もけっこう入ってるんだけど、前半が終わって、後半に入ると、急に女性向けっぽくなっていくのよねぇ。内容がすごい人間ドラマになっていくの。うわー、気楽に読めないーって思っちゃった」

言左衛門「なんと中途半端な! 因幡殿! どうしてオッサンを異世界転生させて、俺ツエー(乾いた声)させないのか!? それでは読者は納得せぬぞ!!」

リアナ「(オッサンは出てこないんだけどなぁ、と思いつつ)ラストはすごい良くって、前半正直いらないんじゃないかと思っちゃったんだけど、これがラノベっていうのかなー。うーん」

言左衛門「今時のラノベはおもしろけりゃなんでもラノベでござるよ! すでに何がラノベなのか、わしもわからんでござる!」

リアナ「(そこは同意)ともかく、良い終わり方であることは間違いないので、ぜひ読んでみてください」

言左衛門「失った記憶を取り戻せ! それでリアナ殿。わしがビキニを買ってあげるので、沖縄のニシハマビーチに行って、己を解放せぬか?」

リアナ「ごめんなさい。肌が焼けるのは嫌なの。また機会があったら誘ってね(ほんと)」


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