第55話 ……思いっきり、ぶつかって来い。
文字数 3,326文字
・全世界に魔人が現れた。
・悪の組織の総統が魔力に取り込まれ暴走した。
・異能力バトルトーナメントの優勝者が実は地球滅亡を目論んでいた。
・隕石群が地球に向かって来ている。
・宇宙人が地球を占領しようとしている。
・謎の生命体が大繁殖している。
・天哉と星奈と月乃が大喧嘩している。
・古代の巨大ロボットが大暴れしている。
・ブルーがヒーロー引退。
・人類進化計画がエラーを起こして新人類が暴動を起こしている。
とのことです。
っつか、なぜこの状況になるまで誰も動かなかった。
そうすれば、少しずつ対処できるようになってくる。
まず、一つ目は……
バンッッ！！！！
来てくれたーーっっ！！！！
もちあまが困っているんだから、来るに決まってるじゃんっ！！
ただ、今回の件はかなり大ごとで……
だから、私だけじゃ力になれないと思って、もちあまが困っていることを伝えました……
な、なんだろ……
はるるさんという方から、お話を聞きました。今、地球が大変なことになっていて、それを全部あまねちゃんがなんとかしようとしているみたいです。僕はいつも弱虫で、ヒーローのくせに全然頼りなくて、本当にごめんなさい。
ただ、今回ばかりは、あまねちゃんの力になります。悪の組織の総統のことは、僕らヒーローに任せて欲しい。悪の総統は、もともと僕らが戦う相手だし、しかも引退したヒーローの先輩が一緒に戦ってくれるみたいなので、ひょっとしたら勝てるかもしれません。ブルーも、今日が引退試合だって張り切ってます。だから、こっちのことは任せてください。
他のことは、僕には手助け出来ないけど……、それでも応援しています。
あと、最後に……
悪の組織の姿も、いつものあまねちゃんも、本当に本当に大好きです。
私も大好きだよぉぉぉおおおお！！！！
大変なことになってるの、どうしようぅぅうう！！
隕石群も、宇宙人も、俺と博士でぶっとばしてやるぜっ！！
博士、スターっ！！
以前そちらの女性と戦った者で……。
その話の中に謎の生命体の大繁殖っていう話があって、ひょっとしたら自分の放った合成生物かもと思いまして……。
流石に申し訳ないと思いまして、こちらに来ました。
では、失礼します。
うん、そうなの。色々と大変でさ……
そんな、そんな危ないこと……
確かに、私には私のやることがある……。
その約束だけ守ることっ、いいねっ！！
私とヤミちゃんで。
しかも今宵は新月、これから訪れるであろう光の無い闇の世界……
まだ、夕方だけど。
これならなんとかっ！！
恋愛の先輩としてさ。
俺に出来るのは、これぐらいだしな。
いいか？ これはお前にとって最初の……
コスモス『待ちくたびれましたわ、さっさと行きましょっ！！』
リリー『先輩っ、私達は準備万端です！！ いつでも来てくださいっ！！』
サクラ『もちあま、行こーーーーっ！！』
魔人共、脳髄を溶かしてやるぞーっっ！！！！
まぁ、これが最後だからいいんだけどさ……。
しかし天希はもう引退、この先どうするのか……。そんな不安も最初だけで、今では天希の仲間達が全力で楽しく、世界を守っているそうです。天希が受験勉強に集中できるように。
そして……
どうしようっ！！
