第6話 友達が両想いかもっ！！
文字数 1,774文字
だるいと言われなくてもだるい。
バンッッ！！！！
どうせまた、魔法少女かヒーローだろ？
違うよ～！
今日はねー、ちょっとドキドキする話！！あのね……
凄いことなの！！
とりあえず、それは良かった。
じゃあ、ゲームするから。
それでそれで、あまね達がアドバイスしてるの！
だから、手伝って！！
でもでも、あまねの友達はデート初めてなの！
だから今、LIMEでやり取りしてデートが上手くいくようにサポートしているの！！
つっても、俺もサポート出来ねぇよ。
友達のことも相手のことも知らねぇし。
あまねの友達、星奈ちゃんは、読書好きの女の子！
星奈ちゃんは大人しくて、注目されるのが苦手、男の子と話したことなんてほとんどないの。
そんな星奈ちゃんの前に現れたのは、転校生の昴君！
しかも、お家はお金持ちで、しかもしかも、すっっごく優しくてイケメンっ！！
そんな昴君は女の子からモテモテなのに、いつも星奈ちゃんだけに話しかけるの！
それが、幼なじみの天哉君っ！！
クラスでも一匹狼って感じなんだけど、ギターがすっっごく上手なの！！
それで、星奈ちゃんは天哉君と昴君の間で揺れていて……。
あにがとうーっ！！
順調か？
お洋服見てるの！！
今、何時だ？
まして女の服とかだったら、興味無いやつは本当に興味ないぞ。
映画とかゲームセンターを匂わせておけば、気分も変わっていいだろ。
昴？ の好きそうな店も寄ってみろ。
別に外れてもいい、探してみたっていう努力をアピールしろ。
そういう店を案内して、好感度上げておけ。
でもでも、努力、伝わるかなぁ……。
もし昴がそんな男だったら、とっとと見切りつけろっ！！
おそろっちにするの！！
昴とお揃いの物は許さねぇ！！
よし、今のうちに昼飯の指示を出すぞ。
多分知らねぇだろうから、俺らで探すぞ！！
「チェーン店だろ、パス。」
「あに、面白そうな映画、無い！！」
「別にゲームセンターでも十分遊べる。ただ、あんまり深追いするなよ、金無くなるから。」
「昴君が、て、手を引っ張ってくれたって！！」
「もたれかかるのも、ありだな。」
…………
あにあに、うまくいったって、メッセージ来た！！
距離感も悪くない。
ひょっとしたら、またすぐデートするかもねっ！！
あにって、恋愛詳しいんだー。
