苦手な人のためのSFセレクション
「SFってとっつきにくいですよね」
「SFってサイエンス・フィクションでしょ?」
「もう科学万能の世の中じゃないし,今さらSFってね?」
「たまには読んでみたいけど、何から読んだら良いのかわからない」
そんな風に考えている皆さんのために、SFファンでもあるロボット工学者の森谷幸弘博士にお話を伺いながら、先生がお薦めするSF小説を紹介していきます。
(森谷先生は5年後に小説『Ai needs Yu』に登場する架空の人物ですので、悪しからず)
追記:グレッグ・イーガンがないのは何故か? と友人に問われました。筆車は大好きな作家ですが、森谷先生はイーガンの登場以降SF小説は少し難しくなったと感じているようです。
目次
完結 全15話
2021年04月17日 09:56 更新
- SFって?(1)2020年08月30日
- SFって?(2)2020年08月26日
- その1『アルジャーノンに花束を』(ベスト3の1作目)2020年08月23日
- その2『バイセンテニアル・マン』(ベスト3の2作目)2020年08月28日
- その3『(地球)幼年期の終わり』(ベスト3の3作目)2020年08月26日
- その4『輪廻の蛇』とハインライン2021年04月17日
- その5『華氏451度』とブラッドベリ2020年08月31日
- その6『ソラリス』2020年09月17日
- その7『星を継ぐもの』と巨人たち2020年09月24日
- その8『所有せざる人々』と『内海の漁師』2020年10月08日
- その9『アメリカン・ブッダ』2020年10月19日
- その10『ドグラ・マグラ』2020年11月16日
- その11『転生』と平井和正2020年11月22日
- その12 日本SFの御三家2021年02月17日
- その13(最終回)『結晶世界』とJ・G・バラード2021年04月04日
登場人物
ファンレター
毎年早川書房の『SFが読みたい!』だけ買って満足しているエセSFファンの私に、名作をかみ砕いて教えていただけるのでありがたいです。でもそれだけじゃなくて、森谷博士の近視眼的でない普遍的で深い知識(今回は仏教について)、そのさり気ない一言に心が揺さぶられます。また何度もスクロールしました。
今回、説明するつもりでしたが、長くなりすぎるので割愛して次回に回したコメントの中にこういう一節があります。 『宇宙を描いた小説は出来るだけ外しておくよ。「SFが苦手な人」にとってはハードルが高いと思うから』と、森谷教授は自分が若い頃に読んだ『リング・ワールド』をセレクションに取り上げない理由を語ります。 宇宙を舞台にしたSFは、あまりそれらしくない2作と、実にそれらしいハードSFを1作取り上げるだけで終わる予定です。 ご期待に添えずに申し訳ありません。
「惑星間の狩人(ハンター)」登場する女性主人公『ゲリー(ジュリー)・カーライル』とか C・Lムーアの『ノース・ウェスト・スミス』とか『シャブロウ』なんか今後取り上げる予定あります? 結構、その辺りが自分の宇宙モノSF原点のみたいなので