苦手な人のためのSFセレクション

作者 加藤猿実

[SF]

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39件のファンレター

「SFってとっつきにくいですよね」
「SFってサイエンス・フィクションでしょ?」
「もう科学万能の世の中じゃないし,今さらSFってね?」
「たまには読んでみたいけど、何から読んだら良いのかわからない」
そんな風に考えている皆さんのために、SFファンでもあるロボット工学者の森谷幸弘博士にお話を伺いながら、先生がお薦めするSF小説を紹介していきます。
(森谷先生は5年後に小説『Ai needs Yu』に登場する架空の人物ですので、悪しからず)

追記:グレッグ・イーガンがないのは何故か? と友人に問われました。筆車は大好きな作家ですが、森谷先生はイーガンの登場以降SF小説は少し難しくなったと感じているようです。

ファンレター

その6『ソラリス』

加藤猿実様、『夢老い人の独り言』は拝読してますが、さきほどランキングを見ていたら、すごいものを発見し、『ソラリス』と『ドグラ・マグラ』に反応してしまいました。『ソラリス』は映画を、『ドグラ・マグラ』は本を読みましたが、両方とも訳わからない…… 映画『ソラリス』は観ていたら眠っていましたが、若い時に友人が録音してくれたカセットに『惑星ソラリス』が入っていて、繰り返し聴きました。最近になって(数十年ぶり)思い出して、YouTubeで調べると原曲はバッハなのです。それをシンセサイザーの冨田勲が映画『 ... 続きを見る

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大矢さま、面白いと言って頂き光栄です。

このところ王道作家の王道作品が続いてしまいましたが、当初はSFとは呼ばれていない作品や、意外な名作を紹介するのも一つの目的にしていました。 ところが、問題なのはアシモフの『聖者の行進』のように、あまり人気の無い作品は名作と言えども絶版になっていること。 日本SFの御三家も、実はあまりネットで紹介されていない作品を取り上げるつもりですが、これまた殆どが絶版。 眉村卓もお気に入りの作品(意外なアンドロイド物と言えばお判りでしょう)を紹介したいのですが、これも絶版。そのうえ、持っているはずがどこ ... 続きを見る

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大矢 直さま、ありがとうございます

20世紀の海外SFをいくつか紹介してから、日本のSFに……と思っていました。 SFと言えば必ず紹介される(私も若い頃に読んだ)『夏への扉』や『宇宙の戦士』『ファウンデーションシリーズ』や『リングワールド』を敢えて外してみても、結局は王道的な作品になってしまいますね。 ありきたりですが、星新一、小松左京、筒井康隆の御三家は外さないつもりですが、日本のSFも王道的な作品にになりそうな感じです。 実は書き始めてから、ネット上に初心者向けのSF小説の紹介サイトが数多あることを知って、この先書き続け ... 続きを見る

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佐久田さま、いつもご贔屓頂きありがとうございます

あまりストーリーに踏み込むと、読まずに満足してしまう(NHKの『100分de名著』を見ると読んだ気になってしまうという話も?)と思い、少し気を遣いながら間接的な表現を心がけてはいるのですが。 実は、いつメッキが剥がれるか……もとい、知識の浅さが露呈するかハラハラしながら書いてたりします。(苦笑) 実際に紹介した作品を全部購入するとなると大変です。以前に人に貸してしまったまま戻って来てなかったり、取り上げる作品が手元に見当たらない場合、再度読み直すために購入し直しているので、そのためにかなり散 ... 続きを見る

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いつも楽しみにしています

毎年早川書房の『SFが読みたい!』だけ買って満足しているエセSFファンの私に、名作をかみ砕いて教えていただけるのでありがたいです。でもそれだけじゃなくて、森谷博士の近視眼的でない普遍的で深い知識(今回は仏教について)、そのさり気ない一言に心が揺さぶられます。また何度もスクロールしました。

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楠本恵二さま、ありがとうございます

今回、説明するつもりでしたが、長くなりすぎるので割愛して次回に回したコメントの中にこういう一節があります。 『宇宙を描いた小説は出来るだけ外しておくよ。「SFが苦手な人」にとってはハードルが高いと思うから』と、森谷教授は自分が若い頃に読んだ『リング・ワールド』をセレクションに取り上げない理由を語ります。 宇宙を舞台にしたSFは、あまりそれらしくない2作と、実にそれらしいハードSFを1作取り上げるだけで終わる予定です。 ご期待に添えずに申し訳ありません。

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楽しく読まさせていただいています

「惑星間の狩人(ハンター)」登場する女性主人公『ゲリー(ジュリー)・カーライル』とか C・Lムーアの『ノース・ウェスト・スミス』とか『シャブロウ』なんか今後取り上げる予定あります? 結構、その辺りが自分の宇宙モノSF原点のみたいなので

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そらまめさん、イギリス映画と言っても……

ヌーヴェルヴァーグのトリュフォーですよ? イギリスで撮影されて役者は英語を喋ってますが、香りはフランス映画です。 実は、私は先に映画観てしまったんですよ。中1の時だったかな? そのイメージが強くて、高校生の時に小説読んだときにすんなりと入ってこなかった。小説が良いと思うようになるのに10年近くかかりました。ブラッドベリの描く詩的なイメージを愉しむには小説が先の方が良いかなと思ったのですが、大人だから少年時代の私のようなことにはならないかもしれませんね。 逆に『アンドロイドは電気羊の夢を見るか ... 続きを見る

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ブラッドベリといえば

「たんぽぽのお酒」を青春時代に読みました。 イギリス映画好きです。みる前に読んだほうが絶対いいんですかぁ?

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そらまめさん、観ましたか

映画もなかなか良く出来てるでしょ? 心温まる映画とはほど遠いですが。 ホラーを観たあとのような感覚……とのことですが、原作も幻想小説、怪奇小説っぽいかもしれませんね。 時間旅行には機械を使うし、時間軸は一つでパラレルワールドの存在を許さないタイムトラベルもののSFですが。

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佐久田さま、お気に入り登録ありがとうございます。

きっとクラークも草葉の陰で喜んでると思います。 私も読書量は決して多い方ではありません。その限られた読書歴の中でも『幼年期の終わり』は3回読みましたが、最近読んでないので、少し落ち着いたら4回目、読んでみようと思います。 今は、書く方が忙しくてなかなか読めないことに加えて、文庫本の文字が……ハズキルーペが必要かもしれません。(苦笑) 『バイセンテニアル・マン』は今入手困難なのが心残りですが、先にベスト3を公開してしまったので、この先ガッカリされないことを祈るばかりです。

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映画観ました!

ずべては蛇の尾を噛むと言うことなんですね。 はじめは伏線だらけで退屈だったけど、ジェーンの告白のあたりから怖くなって来て 終わったときは少し呆然としました。SFというより、ある意味ホラーを観たあとのような感覚でした。 普段は、ああいうの観ないので、教えてくださってありがとうございました。

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幼年期の終わり 第2部入りました

全然古くない。センセーショナルな事態に対し、ありきたりな阿鼻叫喚要素皆無で、軽いユーモアを交えながら淡々と進行していくところが私のドストライクです。湿っぽくないのが好み。今、宗教が求心力を失ったところです。この数行気に入ったので、またページの隅を折ってしまいました。もう折り目だらけ。私は小説の読書量については、ここノベルデイズで底辺に位置するだろうという妙な自信があります。このサイトは私のガイド役。数日前、お気に入り登録させていただきました。

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ファンレターをチャット代わりにすると……

怒られそうですね。(笑) 順位を上げたくてやってると誤解されても困るけど、1対1で返信していないと、新しいファンレターを見逃してしまうので、一応返しておきます。

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おお!まるでチャットのよう

教えてくださってありがとうございます。 Amazonプライムで、観ようと思います。

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そらまめさん、今ならAmazonプライムで

『プリデスティネーション』、今ならAmazonプライムで無料の筈です。 小説は28ページなので、そのために文庫本買うのも大変ですから、先ずは映画をどうぞ。 映画の方がずっと解りやすいし、良く出来てます。

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プリデスティネーション

紙の本が高くて最近気軽に買えません。 映画だったらアマゾンファイアがあるので探して見ます!

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佐久田さま、度々ありがとうございます

これをきっかけに『幼年期の終わり』に出会うことが出来たら、私も森谷博士も幸せです。(^^) しかし、私がアッパークラスなんてとんでもない! 高校時代はロックに明け暮れて落ちこぼれ、その後数年は音楽業界の片隅にいましたが、今は非営利団体で地道な技術職にいる身。 それも来年4月以降は年金暮らしになるので、生活費をどうやって工面しようかと考えあぐねている状態です。 そんな私がもしアッパークラスに見えたとしたら、コツコツと学んでいる仏教のおかげかもしれません。 でも、小説は良いですね。大学入試 ... 続きを見る

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『幼年期の終わり』買ってきます

古いSFというカテゴリに入れ、手つかずだった自分を恥じています。森谷博士の解説で、人間の浅はかな思慮では到底追いつけない無慈悲なまでのスケールの大きさを感じてワクワクしました。加藤さまの血の通った教養と謙虚さ、垣間見る社会経験の深さから、要職につかれている方とお見受けします。リアルでは決して出会えないようなアッパークラスの方と、平社員の私がこうして交流できるのって、ネットの醍醐味というかサプライズというか、楽しいです。(珠玉の言葉の並ぶお返事ありがとうございました。ドギマギしました。チャットノベ ... 続きを見る

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そらまめさん、ご安心ください

活動報告に書いたのは、ファンレターの中からSFマニアの方の発言・応援・リクエストや私の返答をどこかの話にピックアップしようかな? と言う話なので、ファンレターそのものを移動する訳ではありませんよ。 ファンレターは編集したり削除出来ちゃうようですけど、そんな恐ろしいことはよほど悪意のある相手でない限り、やりません。 さて、『幼年期の終わり』ですが、あまりにスケールが大きすぎて、所謂ハッピーエンドではありません。 それが今まで映画化の企画を妨げる一つの理由だった(もう一つは特撮費用と昔は言 ... 続きを見る

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