このところ王道作家の王道作品が続いてしまいましたが、当初はＳＦとは呼ばれていない作品や、意外な名作を紹介するのも一つの目的にしていました。
ところが、問題なのはアシモフの『聖者の行進』のように、あまり人気の無い作品は名作と言えども絶版になっていること。
日本SFの御三家も、実はあまりネットで紹介されていない作品を取り上げるつもりですが、これまた殆どが絶版。
眉村卓もお気に入りの作品（意外なアンドロイド物と言えばお判りでしょう）を紹介したいのですが、これも絶版。そのうえ、持っているはずがどこに仕舞い込んでしまったのか見つかりません。記憶だけだと自信が無いので、書く前にもう一度読んでから……と思っているので、そこが実は難しいんです。御三家以外にも、ご指摘の豊田有恒、光瀬龍、それに平井和正、広瀬正……面白いと思った作品は沢山あるんですが、これまた殆ど絶版になっている上に、売ってしまったか、貸したまま帰ってこないか、どこにしまい込んだか見つからない。
紹介されても、古書で入手しない限り読めないと言われてしまうと致し方ないと思い、入手できる作品に絞ると結局人気の王道作品になってしまうといううジレンマ。
正直、絶版になった名作の再版を何らかの方法で促すことが出来ないか？　或いは、PDF化してオンデマンド出版が出来るシステムが作れないか？　なんて考えたりしてます。
そんなこんなで、書き進めるのが難しく、気持ちが折れそうになっていましたが、心強い応援を頂きましたので、ちょっと工夫しながら書いてみます。
とは言え、のんびりペースですので、気長にお待ち頂けると幸いです。

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