第90話 大河ドラマ『光る君へ』三話まで

文字数 1,197文字

 非常にハマっております。
ドラマを3倍速ムーブしがちな私が、じっくり腰を据えて鑑賞しております。

 脱線しますが、私、動画を見るのが辛いのです。
活字なら、自分のペースで読めるので楽なのですが、動画だと倍速もできず、その時間を拘束されてしまうのが怠くて苦手。そんな気の短い私が、なんなら一時停止しながら舐めるように見ています。姫たちの装束の重ねが美しい。
(ただ歴史物あるあるだけど、不意に差し込む鶏のカットにビビる、超苦手)

 ガイド本も買ってしまいましたよ。


 藤原だらけで頭の中しっちゃかめっちゃかだったので、相関図とあらすじ目当てで。



 おお、なんと藤原道長(柄本佑)が主人公まひろ(紫式部:吉高由里子)の「ソウルメート」と定義されている。
 そしてそして、藤原宣孝(佐々木蔵之介)がまひろの夫になるのか。(画像に入りきれず)
まひろの父親(藤原為時:岸谷五郎)の親戚且つ同僚みたいな宣孝。ドラマでは、まひろが15歳の成人を祝う裳着の儀式にも立ち会った、親子ほど年の離れた男。それが将来の夫なのか。びっくり。佐々木蔵之介だから、まあ、許すとするか。

 ドラマ(現在三話まで)では、まひろと道長が初恋&すれ違いの焦れ焦れ展開なだけに、ちょっと切ない。いや、史実上、まひろ(紫式部)と藤原道長の関係性に恋愛要素が入り込むことは「無い」とはわかってはいるんですがね。


 一話目で、まひろ(幼少期)が、飼っていた小鳥が逃げ出して追いかけているときに、三郎(幼少期の道長)(柄本佑の幼体、よく見つけてきたと思う)と出会うんですけど、これって源氏物語の『若紫』のオマージュ? オマージュ!?

 教科書に載っていた有名なあのセリフ、
「雀の子を犬君が逃がしつる、伏籠のうちに籠めたりつるものを」
(雀の子を犬君が逃がしちゃったの、伏籠の中に置いて逃げないようにしていたのに)
そう大人たちに訴える、まだ幼くあどけない紫の上を源氏が垣間見る出会いのシーン。それを潜ませている? よきかな。


 第三話で、まひろが身分の高い源倫子(黒木華)さまのサロンに招かれたシーンには、ちょっとヒヤヒヤした。
他のお姫さまたちは豪華で丈の長い十二単を着こなしている中、身分の低いまひろは徒歩でお屋敷に向かうため、つんつるてんの質素な着物で、髪も結んでいるのよ。


 ところで黒木華の平安顔、めちゃくちゃしっくりくる。高貴なお姫様役違和感ない。



 新参者のまひろが空気を読まずに漢字カードゲームを無双してしまったとき、倫子さまが
「すご~い、まひろさんは漢字がお得意なのね~」
と微笑むんだけど、大切に育てられた倫子さまのおおらかさなのか、「京風」の “いけず” で裏があるのか、私の中で「審議」がつかない……。

 でも主人公のまひろは賢い子なので(なんてったって紫式部ですから)、その点安心して見ていていいんですよね!?

 ちょっと長くなったので、2話に分けます。

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